昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ニュータイプ

タントラとマントラ真言と心音、背徳をかかげる君の残り香、名残惜しさも消滅して、愛していたはずの関係をも引き伸ばしては、絶え間なく続くような後先、世界的な欠如を歌うドラスティックな道理が果糖とまざり、大罪なんかを用いる余暇の中での涅槃を形成する心の中でのぬかるみに繁栄してゆく物事、同じような言葉の反復から、そこで刷新され、隘路を拡張するために、多面性を駆逐し、同じ動機に移行させようと迫るファシズムの雨、行方知れずとも、なぐさめはいらぬと、とぼしくもひたむきに引きずる私の悟性とは、煉獄の中で加工される現時点の中で束縛されては、定めなんかを用いて、時代に引き裂かれてゆく君たちの悲観的なパラダイムに加速してゆく私の嬉々とした表情の彼方、加算されるだけの惰性な思い出を破棄し、ここでの悲しみとは、散漫なままに消費され、与えられた苦しみなどに枯渇してゆく思いは、道理を忘れ、わずらわしくもたつくだけに整合される思いの中で加工され、あたかもそこでの愛は永続するかのように示していたものすら、無くなってしまえば、なんでもないものであった、と誰かにあつらえられた思いがあたかも自分のものであるように思えてしまっていれば、自分の存在などは不確かなものであるし、そこで思わせられているように感じてしまえば、生きていることなどは確かさの足かせをはめられ、あたかも生きていることを強制され、誰かと比べることにより、精神の均衡を保つような生き方など、自らを抑圧し、よくある出来事の中で拘束し、行動を抑止するあいだにも、ただ置いてけぼりをくらい、老いてしまうだけの結末から排除され、ここでの生き方などを露呈し、提示されるものに反して、はびこる悪意を貪り食うだけのバビロンが示す汚穢から解き放たれ、誰かが仕向けたものにより、わびしくもたつく思いは絶えず誰かに攪拌されては、些細なことに傷つき、機械的なものに滅んでゆくだけの現代社会ならば、今すぐそんなものは捨て、変化をよろこぶためにのらりくらりと分裂し、妨げられたら逃げまくり、まくし立てるだけの正しさなどは、建前ばかりだし、自分が愛するものにより深まる愛は、優しさや厳しさを謳わず、自分勝手な憐憫を用いず、気ままに狂気を加速させ、誰に咎められても、誰かを幸せにするようにおおらかに笑い続ける先々での統制や闘争など知るか、と叫び、そこで枯れ果てて、誰かが潤ったとしても、なんか全部うるさいだけだから、静謐に移動し、隠遁し続ける先々に壁などはなく、敷衍する景色に、普遍的で形式的なものほど邪魔であるから、即座に破棄し、提示されるものを蹴散らし、あらたに構築するものだけで世界を新たに作り上げてゆく。