昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すり寄る時代

儚いものを内包する他者を介した空虚な身体に嵌め込まれる物々しいもの、しいたげられる健気な思春期の嘔吐、仮説にまじわる罪は、罪と意識した途端に罪としての機能を果たすのであり、そこで認識した途端に罪は意味として、君に背負わされた義務のように、勝手に名付けられ、物のように扱われ、道具のようになって、偶像崇拝を続け、ニセモノの神のモノマネをしながら、間に合わずに置いていかれた思いが空洞を生み出し、空腹を癒すために、ためらわずに破壊される日々を傍観し、外から現れる苦しみは自分の罪が生み出したもの的な考えによって、ペシミズムをかかえるだけでは飽き足らず、ルサンチマンにひたり、世界を救うために破壊するのだ的な独善的な正義は自らに世界を包括させることによって、ひとり抱え込む世界とは邪魔なものでしかなく、苦しみしか与えないのであり、思い違いが生む軋轢から、行方をくらまし、くたびれた世界に補完される闇に媒介する君の印象は、そこで解けずに、怖気付くだけにいたり、恐怖に震え、不機嫌そうに不幸を語るものに追従しているだけの過ちの街で、戸惑いながら、似たような者を愛し、寝付けない夜を憎みながら、頬張る時代などに磔にされ、はびこる悪意に攪拌される意識は僻地で憎悪を溜め込むばかりの汚物と化する。