昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

革新的

まじわる先に、
あなたがいても、
なにかが始まる
わけでもなくて、
すべては合致せずに、
出会いと別れを繰り返し、
若いほどにすぐさま
ほどけるわけでも、
年老いてから、
ほどこされるものに
引き摺られるわけでもなく、
ただ分け隔てなく、
誰かを愛しても、
そこでは即座に墜落し、
確かな愛すらも、
足かせに変わり、
世界を狭めては、
自らに欠如を謳い、
結実するものすら、
負担に変わるの、と
君が毛嫌いする
優美な結末や、
完結するほどに、
奇抜になる瞬間に
吐き捨てられるものが、
物足りないと唱える途端に
乱立するものが今をせき止め、
寂寞に敷衍する余韻を漁り、
あくせく裁かれるだけの
関連性が制度を生み出し、
はびこる愛が、
バビロンに侵食され、
価値的なまやかしや、
やましい思いを重ね、
度重なる苦しみを消費し、
周囲にせまる幽遠に反し、
感ずるほどに、
補填されるものを信じずに、
ただ創造的に超過し、
緩慢な作用を持つだけの、
短絡的な動機を切り裂き、
自らの不純さを謳歌する。

軽薄な朝を突き抜け、
けたたましい論理や、
感覚を切り取りながら、
ながめる景色が、
ゆたかな思いをたずさえる。

ねじこまれるひとときに
補填される所以から、
帰路を絶たれ、
対比されるだけの心身を磔にし、
憎しみだけをためこむ悠遠に引きこもり、
行動とは永久にむすばれ、
先々で時は垂れ、
美醜をたずさえ、
公平性を破壊し、
カタストロフはせまり、
私は制限を持たずに、
用いられる動機を超越し、
延々とあふれる思いが、
まげられずに、
この場での神に変わるために、
私は前衛的に世界を捉える。