昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

浮遊する背中

いくつもの場面でせめぎ合う形式的な哀れみを崇めるだけの惰性な君たちに臆することなく、ことごとくに散りゆく定めが美しくて散り行き、行き過ぎたものを追いかけるための、過去にとどまらずに、今にとどめを刺す。なにも変わらない毎日の足跡をかき消すように歪んだ裏切りと、翻すために凡庸な戦略には嵌らずに、旋律を奏でる夜更けにのらりくらりと描き出す真理。潰えるべき因果が解き放つ毎日の均等な差異から放たれるべく、タナトスが寂寞を奏でる前に、異質なリアリズムに消費されていくだけの資本主義的な火災が止まないから、と泣き叫ぶ思春期の嘔吐。たたずむ一切は止まっているようで、ものすごい加速を繰り返しては、反復する一切は、ここで切り取られて、永遠の中で今を反響させては、過去に閉ざされるよりも、今に磔にされては、些細な痛みの中で加算される現在を消費していくだけのプログラムの中で唾棄されるべく詩的にもだえる主観から逃げ出すために、創造的な昇華を繰り返している。あらゆる束縛から逸脱するための死は、今を支配的に定めるために保たれる力を放棄し、君との滑落を目指すために、愛という犠牲を孕むのかと、関与すればするほどに破壊され、保持しているものなどは虚しく干渉し、誰かを監視するためのツールが極寒の中で妨げるだけに至らせるような関係の中でしか影響しないような内面的な没落から、くたびれるだけの栄華の中で枷に変わるナショナリズムなどが、ふるびた過去を振り返るだけに至らせるような安易なプロセスを何度も往復する。愛されるために依存する愛は、自らの愛により簡単に崩壊し、次なる依存元を捕食するために、自らを愛し続けては、懈怠するだけの理由に流動する意思は簡単に消費するために、短絡的な愛を語る間にも、自らの愛に枯渇する。