昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

抱擁

空腹を満たすだけの街、見境なく汚したり綺麗にしたり、と邪な街、間違いを押し付けてばかりの人々、びちょびちょの感情が塩っ辛く、くたびれた羽根をもたげ、つっかえる空中、瞬く間に衝動的な常々を吐き出す換気扇、迎合された君の意味を放り投げたら、それは、それぞれの罪に変わり、可愛い君も、醜く捩れる。はしたない衣装を脱いで、世界から溢れる血が、意味を飲み込むまでの軌跡、見紛うほどに、身籠もる思いが継続され、確かな愛が果てしない欲を加速させ、意思に枷を嵌めて、世界性をがんじがらめにさせ、その世界でそそのかされている人々は、中庸すらも保てずに、ただ立ちすくむ間に、アイロニカルなものがロジックを破綻させ、過剰な思いを曖昧に拡散し、無神経に強要する動機を強制し、散漫に規則を謳うだけの不規則な総意に派生する動機に複製される真理に惑わされ、もたつく意識は、求められるほどに苛立ちを攪拌させ、感情を浄化できずに、その場凌ぎの嘘で固められた今に常用される罪が定める位置に寄りかかる君が遠回りでも、今に辿り着き、たどたどしくも、奇しくも愛に気付いたころには、ことごとくは今に拘束され、自らの罪を膨張させては、凡庸な苦しみに後続する構造的なものの重みにより圧縮され、関わりを深めるほどに、自らの考えを損ない、見境なく誰かを傷つけるだけに至るだけの過ちが謳う愛が強要する真偽により、犠牲的な観念を形成し、還元される正義により、供儀として授けられる犠牲的な制限を持ち寄る君の記号化され、暗号化された過ちに蓄積される性悪説などは、ただ単に歪んだ思いが、偏りを生み出し、ただ誰かや何かを恨むことでしか、自らを正当化できずに、ただ短絡的な快楽を呼び覚ます誤りなどを呼び覚まし、揺動されるだけのたちまちの監獄に入れられる、乱用される答えに懈怠し、迎合される罪に導かれ、瀰漫する不満足に復唱される真理が達成させるものにより、復元されるものが、足を引っ張り、今に供養されるものが、世界から昇華され、消え去れば最後だと、この愛は普遍的なものにより腐敗し、世紀を飛び越えられずに、襤褸を着込んでは、今に混濁し、自らの過ちを加速させる。