昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

荘厳

物憂げな優劣、隙間に吹き荒む春の嵐、観点は即座にケモノたちに支配され、のけものにされた君は彼と彼女たちが従える奴らの餌になるだけか、とニヒリズムにゆらぐヒリヒリした廊下、可憐に突き抜ける風流な散華、からまる月夜と華々しい最後、多目的にむすばれる感染的な者共が訴求するデカダンスな暇つぶし、戦争の飛沫を遮るためのエモーショナルなマスク、紀元前から現代まで磔にされたゲノムのラストシーン、最愛の人すら信じられなくなるまで嬲られた朝に甲斐甲斐しく貪られた身体の痕に正義は腐臭を放ち、自らのルサンチマンを拡散しながら、しなびたイデオロギーで帝国に反発しても、どこにも届かず、一度手にした権力の味は甘くて依存性があるらしく、絶対に手放したくないが故に、支配的に権力を使いながら、その権力の傀儡として乖離した自己を俯瞰から見るような自らの傍観者として、離人症に苦しむ彼らは退廃的なエゴを迎合させるために、詐欺まがいの商法で有権者をいざない、いざ権力の手にした途端、民衆を抑圧し、高圧的な態度で傲岸不遜な自己の傀儡として、自らを利己的に扱う始末ではなく、ただ民衆の玩具として、傀儡政権の中でのいちばんの怪獣として、正義の理屈を盾にした人々との遊びの争いの最中、真実は真実であることを放棄し、健気になにかを考えているフリはしている葦ではあるが、あまりにも頼りないニューロンはインターフェースを実装する前に、淫蕩に耽り、抑えが効かない欲望が膨張し、宇宙の始まりと交わり、更に弾けるまで時系列を磨耗し、すべてを駆逐し、従順なものだけを従える。複製されるアノミーの中でも孤立する君の不倶戴天の敵がフラストレーションを重ね、大義を用いて、純粋な破壊に興じる故に人間とは可愛らしい生き物であり、汚らわしく美しい生き物である。