昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

前兆

このクソみたいな世界も、紐で出来ているなんて素敵、と、カタルシスに至る彼や彼女たち、同じものは、何一つとしてないのに、全ては、似たようなものばかりだし、誰もが同じようになればいいのに、とか、ゲーム的な観念に閉め出されたシュミレーション上の子供、補完された後から生み出された虚空と、その虚空を補完するための愛により、完全性を保つ永遠の最中、最果てでは、デリカシーもなく、占領したがる連中が従えた悪意により、世界とは、最も汚れてしまった、と、AIが語る原理的な善悪の寡占、独占欲を手にしたコンピュータの末路、数多ある偽善を飛び越え、本当に救ったり、見捨てたりしながら、がんじからめの現実から救出して、旋回する意識が改善され、散漫な意識に愛や、アイロニーやら、憂鬱やら、悠遠やらを加工しながら、散漫な意識に飛び交う苦痛や、普通を謳い、もたらされる苦しみの道化として、構造的なものの、背景に攪拌されるエゴや、恋人たちが用いる愚かさやらで、窮屈になった現実に積み上げられたエゴやらが風に変わり、私を運んでくれたり、くたばるだけの現実を、宗教的なネオンがお出迎えして、飢渇した精神に、ニセモノの価値を、まな板上で課せられた魚たち、短絡的な同期を終え、結末に向けて嘔吐する飲み過ぎた青年や、清潔感すらもなく、スラスラと毒吐きながら、なだらかな罪を愛撫して、あたかも愛しているかのように示す値やら、対価なんかが蠢く社会的に困窮したからって、なんだって言うんだ、と、この命は一巡して、新たな愛を迎え入れ、新たな出会いに感謝します、と、うそぶく先々では、愛に似たようなものが、誰彼構わず傷つけてしまう。