昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

正解

散漫と分裂していく影、貨幣価値の衰退を謳う競争の波形、経過していく同じ位置が溶け合い、新たな分岐点を吐き出す夜明け、刹那に嘆じる行方は、数々の色彩や死を巻き込みながら、巨大に進化し、過信ばかりを謳う現時点に現れた快晴やら改変、変化を恐れるだけの悪臭を放つショーヴィニズム、偏執を繰り返す忘我の嗄声、形骸化した意思から生まれた虚像やらに蝕まれた都会、街路樹に吊り下がる屍たちや、斡旋され、色褪せていくだけの主観に現れた価値などのどれもが、君を奴隷に変え、隷属させ、キーホルダーか何かに変化してしまった人々の末端、蓋然性を破壊してしまった後に注ぎ込まれる熱湯やら、カンフル剤やら、物質的な猶予や余裕、有機物やら、無機質な終わりや汚穢、ただ、搾取されるためだけに保たれた関係性に長じる所以や、酔いしれるだけの君たちね悪魔めいた主観から生える性的な資本、ガイドブックを破り捨て、私たちは、私であることを恐れ、普遍性が促す制度に捕食され、あるいは、苦しみの最中を生きていることが、美しいことのように語られてきたことの愚かさに、気付いでいる者がほとんどいないし、補填されるものは、憎しみやら嫉妬やらで散漫になった正義やら保身やら保険、権力的なあやとりを行う少女たちに迫るファシズムの心音、シンメトリーになった空間をよじ登る定理を持たないトカゲ、外観に果てる宇宙的な驟雨に濡れた互換性を謳うネットワークの犬、居心地の悪い瞬間に保たれるもののほとんどが、不必要なものであるし、あたかも、必要な物のように語る奴こそ、怪しむべきである。