昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

突き刺す痛み

頭の裏側で静電気がぱちぱちうなる。遠くで聞こえる声は微かな純情を携えるが、裏側では何をしているかわからないし、何をしていても信用ならぬしで、アナーキーな夜を接続させては、軽快にめぐる純利益とかがうるさく鳴り響く。カタストロフ迫るセカイも形を忘れ、ただ裸体でたたずむ精神的な構造からかけ離れる解離性の春を迎え、夏にちりばめる憂鬱から、無痛へとつながる秋から、冷めた語源を放つ冬に融合していく孤立した永遠からほのかに香る現状も横溢していくだけの鍵穴からたれ流れる継続するだけのセカイに付着していくだけの存在などを損なう思春期に虐げられる思惟からもたげる頭が重たいの、と邪推する彼女たちの現行に迫る悪意から断続していく思念は、シネマチックなドライブを重ね、ねつ造される記憶の遙か先で延々と続くだけの命に与えるべく希望を探し、クラクションの音が鼓膜を破裂させるまでの帰路をたどる淵源を嬲るだけの心情に投下されるミサイルも、ライフルの儚い銃声も、性欲と配下に下すだけの政治的な軋轢から、思想を狂わすモードから、無為な宣言を放つマルクシズム的な憂鬱から偏執していく暴力性に至るまでの革命思想的カオスに飼い慣らされるだけの曖昧なマインドから、支離滅裂な新興宗教にヒットしていく流行歌などが断末魔のように泣いたり叫んだり忙しいから、虐げられる互いから、現前は明け暮れるだけの暗鬱さとアンチテーゼを促す最も暗い夜から、食えない愛までの距離感で延々とちりばめ瀰漫させる今すら排斥されるだけの安易な答えに膠着し、拘泥するから次の次元へ跳躍せずに、三次元にとどまり、人間的な獣であるべく、充溢する思いを戦火に落とすだけの戦争的なあまりに戦争的な行為に陥るだけのナショナリズムがなじり、罵詈雑言が鳴り響く互恵から平等なんかが謳われ、過信していくだけに退嬰的な状態が硬化していき、負担をかけるだけにふらつく犠牲者を映し出す映写機から、苦悩が充ち満ちる夜に敷衍していく恐怖から、緩慢な状態を生み出すだけを正解と呼ぶ。けだるい人混みが毛玉になり、それが転がれば少しは晴れやかな心情がなあなあな今を淘汰し、センチメンタルな心因にはけるだけの行為にばらまかれる金銭から、乾燥し、枯渇していくだけの欲そのものの物陰に隠れる偽善的な神も、事前に用意した原理を用い、誰かをだますだけの始まりのにんげんを打ち倒すべく仕向けるような慈善的な時代が迫り、狭い価値が生み出す混沌から狂い出す人民から、繰り出される虚偽により、最もな詐欺が生まれるような悪の循環が資本主義なのよ、と促す母体から、悲観していくだけの空気感を感じ取る詩人は、浸透する意味に希望や夢をひらがなで謳い、鋼鉄の意志を持たぬから、その場で朽ち果てるだけの言葉を放ち、軽々しく扱われるだけにあつらえる言葉などに、価値は無く、すぐさま廃れるだけに満たないの、と促すだけの最もな弱者が邪推するだけの簡素な言葉が乱立し、深まる意味に今を残さず、位置や意思をもじり、あたかももぎ取る欲望を買い取るだけの価値に家畜化していく人々の舞台の上で踊る者を詩人とは呼ばず、単なる道化と呼ぶ。あるいは偽善的なのがセカイなのか、と感傷的な金利を促す現時点から、はびこる現存するだけの理由に意思を持たせるだけに満たない教育の窮理なのか、と薄命な時代にそびえる簡易な今が単に放射線に汚染されるだけの飼い殺しの現状から、悔悟を生み出すガイドラインから、引力を持たない生から、最も軽い死が生まれるのだ、と生死は判然とした意味を失い、精神的不安定を生み出すだけにはやる安定剤的なものが流行る時代にすなどるだけの卑賤な価値から、遂行する運命は、配される愛に移行すべき真実も、もたげる今に心情は風化していく一方であり、一貫した主体性も失われ、同一化していくだけに統合を謳うネットワークから退廃していくプロローグが即され、終わりを目指すだけの生き方に天竺を目指すだけの堕落した後ろ姿から、総和しない目的から、固執していくだけの驕傲な態度から、体型にこびうるだけの自分に即効性のあるカンフル剤をください、と砕けた細胞は画期的な論理を衝動性に変え、相続していくだけの影に事実を与え、その場で存在に変換し、そこで損なうだけの史実に与えられた答えに影響していく過去などは、そこでちりぢりとなり、端的な本質などに真実を授けぬからこそ、この命は同等や平等や自由を謳わず、自然すらも超克し、この命に道理を用いず、価値を与えず、解体する深夜に与える餌たる死や、相互していく人生に同化していくだけの軽薄な化身を打ち倒し、この物事に長じる物語などにはじまりもおわりも無ければ、なけなしの今に果たすべき意味も無ければ、与えるべき意味すら無いのか、と哲学的な焦燥が襲う夜にはびこる意思すら不潔に満ちて、敢行すべき意志すら虐げられるだけに至らせるような現実に値札を貼るような毎日ですと朽ち果てるのを待つのか?はたまた闘争へと駆り立てるべく、投下される理由に反し、正解を持たずに、この命は同調せずに、協調性などを謳わずに、晴れる間も隙間産業的なものが横行し、横溢する行為に飲み込まれるだけの流動性などに流れは無く、それは流れているかのように見えて、とどまるだけに至るのだよ、と夜は騙るの、だ。