昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

差異と諍い

ペシミストどもがうごめく街、ちまちまとした感情が市街を荒らし、観点を奪うための闘争や、統合をもとめる精神は、ケロイド化し、過信ばかりにゆらぎ、あらゆる争点は断裂し、断罪や、段階を追わずに、倒錯するのが、この命の役目であると、ノイズを撒き散らす誤りの正義は、自らのカタルシスのために、悪を設置し、自らの鬱々とした悪意を昇華し、散漫な観点は、転換されるものや、その場で頓挫するものを、笑い飛ばすためだけに、自らを優位に立たせるために、誰かが過ちを犯したものを見ては、安心感に耽るような、安易で、簡易な正しさに酔いしれるほどに、ジレンマは現れ、あいまいに指図される精神は、自らの未熟さに耐えきれずに、体系化され、体制的なものに飲まれ、簡単に消費されていくだけに満たない精神が、敬神や、自己啓発的なものの食い物として、自らのすべてを捧げる限り、自らは飢渇し、あるいは飢餓にいたり、自らの痛みにひたるような役割を、快楽的に済ませ、自らに増していく苦痛や、普通をうたうほどに、この命とは、つねにもとめることに乾くのであり、自らを癒すだのと迫る安易な考えは、絶えず快楽的なほどに、自らを見失うなどと迫る、窮屈な考えにより、苦しみは絶えず、同じような苦しみの中で利己的に攻め入る関係性は、還元されるものや、数多の対価、加算されるほどに、大きくなる目や、酩酊しては、先々でふやける理想は、冬を越えることができずに、その場で凍りつき、陸地を探す動物たちが、一点を目指し、ぬくもりをもとめるための争いが激化し、生きるためだけの闘争は、ためらうことなく、争うことだけに専念する。