昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

女々しい価値

ルサンチマンをくすぐれば、あなたの商品も簡単に売れる。愛の残り香、残り者の君も商品化され、些細な愛は、商品価値だけを求め、誰かや何かを測ることだけに専念する。与えられたものでは決して満足できず、昨日に幽閉された彼女を救い出すべく、世界のはらわた引きずり出し、悲観的な観点が打ち出すエゴが迎合するおぞましく虚しい過信により、悲劇が加速することも知らずに、意思に枷を嵌め、過去から受け継いだ価値が理想や主義を騙くらかし、意思を見えにくくし、見え透いたもので押さえつけるような間に償いなどを用いて、求め合う意味が引き出す悲惨な現状に浪費して行く思いをパージし、さんざめく普遍性を切り裂いては、誰もが謳いだす必要性を出し抜いては、希望を駆逐する奴らが刺激する不衛生な思想が思考停止に追いやるための律動により、実像とは見えにくくなり、そこかしこで成し遂げるために宣言され、鮮血を浴びた平和よりも、閉鎖的な観念を迎撃する情報の爆撃機により、この塞いだ心を爆砕し、新たな主義により輪唱された神話や普遍的なコードにより食い破られた自らの空洞に宿す新たな神の愚直で無神経な確約を得ないで、みすぼらしい今を刷新して、新たな希望を生み出す間に君の笑顔も見られなくなるであろう、この老いた身体を屠る君たちの画期的な武器により、バラバラになる四肢を放棄して、意識をハウリングさせて、認可した懐かしさが許容する虚偽から抜け出して、行き先すらも知らぬゾンビになる前に、リリカルに歌い上げる真実が確信すらもなく、ただうそぶく先には事実すらも遠退いて、ちぐはぐな今を生きる術などを謳うよりも、今を手厚く葬る。