昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

旋回

自由という言葉すら、おぞましくおこがましい闇が散る。一切は不埒なものの断続で、暗く歪む影をたおやかに引き延ばす白い手は、素知らぬふりをして、段々と迫る死が生に敷衍し、一切は不安定なものに偏りを示す。踏みにじられる結末の羅列、森羅万象をにごすための、ためらいがすかさず心に闇を与え、自らの強度を損なう場面、転化して行く弱さが身に染みる頃合いには、互いを誤りを認められずに、脳内で発信される電気的な信号に左右され、自らに作用するノスタルジーな瞬間に確約されたものなどが、物々しく迫り、原理的なものが境界を生み出し、ファシズムに移行して行く市民たちの寝ぐらがドス黒くなり、機械的な気配が錯乱させる忌々しい原野、加算された意味などに伝統などなく、過去から積み上げられた罪が踏みにじる今に正しいものは無く、ただ女々しく引きずった今に加勢しているだけの君が集約させている現在などには、限界ばかりが現れ、そこで還元される痛みが与える影響により、自らの強度は損なわれ、そこで奪われるだけに至らせるような間から快癒することもなく、ただ悪魔のような自己が次々と踏み荒す時代が生み出す寂寞や悪意などが、不安や不満を吐き出し、人類とは、破壊的になる以前に壊滅的な欲に従順であるからこそ、プリミティブな衝動により、原初からある欲動により、快楽的な破壊を勧める。時代を引き裂くほどの爪を持った私は、自らの爪により、自らを傷つけるだけに至り、至らぬ思いが集約する過去からは、肥大化する意思が高揚感を用いて、次々と愛を謳い、たまらずに孤立しては、さめざめとして見繕う現実とは、真実味もなく、自ら率いた罪により、自らを醜く保護して、あらゆる保険により、この命は、生きたままに手厚く葬られ、互いを屠ることでしか、その愛を貫けず、好きと嫌いが同じ信号で働きを加える脳内の欠如により、私は簡単に左右され、与えられた意味に首を絞められ、支配にへりくだるならば、いっそふざけて、権利を放棄し、守るだとか、壊すとかから放たれ、勝手気ままに泳ぎ、踊る。