昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

たずさえる旋律が、生きているなどと耽るたびに、重なるものを確かなものに変えるようなよろこびに変換し、充填されるものが撃ち抜く日々に培うべきものを育てる惰性なものが示す一貫性や、制度に付着する数学的な汎用性や、精白な時折にたずさえる精悍な夜、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

ここでつながれずに、あらわれるままを愛するような瞬間だけが、ここで永続し、ふりそそぐ苦しみも、そこで分断される思いも、そこでのものを疎遠に帰るようなまぼろしに抗い、そなわるものをそのまま崇めることもなく、行き過ぎるものに重ねる思議を続ける、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

記号化された夜が本質的なものを喪失し、その喪失感に耐えかねぬ君は、兼ね合い続けるものだけが、真実を語るのだ、という贋物の理想から、理性をそこない、そこかしこに生み出される憎悪を増幅させるほどに、腹心で煮えたぎる結末が悪魔に変わり、理想を謳うほどに、今とは、意味をそこない、何かを失うことだけが、正解のようにうそぶく、まる

正義

分裂していく理想、
区域を生み出し、
繰り返す意味へと移送され、
生死の外側で磔にされ、
整合されるほどに、
綺麗な人間などは居ないのだ、という
ことを再認識させるための
主義などは捨て去り、
さらなる分裂を繰り返すような
逸脱こそが、
唯一の正義。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

言葉も邪魔になるよね、と俯く君の影を踏みながら、夜通し見つめる真理とは、何かを見つけるほどに、今に捨てられるだけの理想を過激なものに変えるような連中の支配から抜け出すための正しさを引き出しながら、そこで悲観するだけのものや、卑賎なものに変わる前に、自らから逸脱する、まる

快活


 いびつに形成された君の記憶が浄化されることをめざし、昇華を続け、ひたすら純粋で無知なままに今を仰ぎ、刹那にとどろく意味を弊害に変えるだけの位置を放棄し、無償に築く今が疲憊せずに、長じる瞬間に厭うことなく、言葉の影を背負い、プラトニックな変換から、転化していく意識がつぎつぎに一生を着替え、そこかしこに現れる原罪とは、点と線を結ぶ現実との罠に変わるだけの歴史に意識を沈下させ、そこに生まれる誓いが苦しみを与えるだけに至り、あてがわれる苦しみに補填されるだけの意志とは、短絡的なものを信心し、そこに生まれる力に腐敗していくだけに至らせ、いぶかる先に責任を背負わせ、世界性を崩壊させるだけにいたるような倒錯から、そこに生まれる等差は、尊さを踏みにじり、生きていることだけに生まれる倒錯から、錯雑とした観念に措置されるだけの憂鬱に偏向していくだけの意識的な汚穢に斡旋されるだけの瞬間から生まれた結末から、迎合されることだけを信心し、今に帰巣していく一瞬の出来事にまじわる神秘も真理を謳い、何かを奪うことでしか、自らを認識させることもできずに、出来合のものを侵攻させるだけに至るような人間的な対立から、悲観していくだけの退廃的な妄想へと至らせるような繰り返しの中で裁かれるだけの値から、あいまいな現在に点在している意識的な横溢から、今に逸脱し、惰性にうごめくだけの理想とは、思想を用いずに、ただ与えられるものに旋回し、一過性の事実に一貫したものを損ない、そこかしこに優劣を決め込み、起動する理由や、季節感に封じられるだけの意図や、互いを寂寞に押し込めるような理想から、理性を損ない、そこで完治しない苦悩が今にもうろうとしていき指定される意味や、そこに生まれる義務だけに動かされることを、生きているなどという言葉で操作し、今に用いられる自由などは、論証もできずに、その場で突きぬけることもできずに、用いられるモラルに理想を供給し、そこで即座に束縛されることだけが、あたかも生きて捉えるもののように扱われるような歴史へと引きずられ、今に卑近なものにまじわり、言葉の広大さに処刑されるだけにもたらされる苦しみから、空虚感に磔にされ、はりつめる位置から、移行し続ける言葉を背負い続けるだけの原罪をかかえた始まりの神は、いくつもの歴史に抑圧され、自らの徳により苦しむような反復の中で軽薄なものを抱え、加算される意味に原理を押しつけ、自ら苦しむことを傍観するような乖離したマゾヒズムから、立証される真実に用いられる仁徳により、圧迫される精神は、自らを縁取ることでしか、自らを正しいものに制定できずに、確立されるものなどは、その場にとどまり、魯鈍なもので今を征服し、複製されるだけの真実に兌換されるような惰性さに性差を用い、最たる意味を持たずに、今に軋轢を与え、迎合されるものを謳い上げるような退廃的なモジュールとして生活することだけが、、自らを正しいものとして認識するような哀れみにもたげ、怠惰な歴史に鎮座するだけの枢要を持ち上げ、強制的な支配から、気配に択一していくものなどの不毛を用い、同情へと誘うような歴史的な溺死から、アニミズムを誇張し、自らを無自覚なままに無為なものとして、自由をカタルシスへと誘うための十全とした正義として従わぬものを処刑するための呪術を用い、選択権も与えずに、あらがうほどにからみつく意味との密度や、密接にむすばれる意味との位置的な地位をもたらせるための権力の外堀を破壊するためのデータをけたたましく吠えるような獰猛な獣として、一切の義務を孕み以前に懶惰なものとしていぶかる先に堅持する理想論的な剥奪から、隔離されるだけの現在に転換していく意志のまがい物を濾過すべく、途端に苛むだけの理想に強制的に移送され、強制労働に従事していくほどに補完される意味とは勘違いを生み続け、奪われることに置かれる自らとの距離を生み出すマルクシズムの優劣から、誘導される意味を補填し続けるだけの不安との統合から、問われる悪を操作する正義こそが、本質的な正義を偽装し、そこにあらがう悪を制定すべく、規律の下で成敗を繰り返し、勝敗を用い、そこで互換し続けるものが負担するものを分かち合うという幻想をモチーフに自らを膠着させる歴史に沿うように後続していく意識が生み出す優越感に飛翔し続けるような似而非超越がもたらす悲劇の構造に補完され続ける安易なものの捏造から、延々と老け込む意識は、疲憊し続け、そこに用いられる苦しみに補完されることだけが生きていると認識できる最後の手立てであるということで加速する快楽へと移行していくマゾヒズムが補完していく悲惨で陰惨なものを自身の内部で加速させ、そこで思うことに示されることだけが、自らの存在を確かめることであるという苦しみから抜け出す。

強固


 遠くふるさとを失った君の無感情なまなこからあふれ出る慟哭は、道徳すら持たずに尊く、そこに儚さを充填し、あらゆる神秘は、進歩を否定することにより、身近に感じられるのだ、というアニミズムを超えて、何が神を用い、何が今を支配するのか、と論点をそらし、観点を強奪するような強欲なこころみが、またたくまに感情を奪い、あらゆる死に寄りかかる真理とは、今に隠逸し、倫理観を謳いながら、もちいられる孤独をむすび、まさぐられる感情がユニゾンし、優越感にひたるだけの陰りを生み出す勝利などはいらず、ここに敗者すらなく、形あるものが強請るだけの価値の強欲さに刺激を受けるのだ、とうながすような者の姑息さや、卑賤さにセンサーも狂うのであり、ここで理屈をこねるだけに寝返る意味が今を鞍替えし、簡単に処理されるだけの感情のたもとであらがうものを保存することだけに専念するような精神的な捻転から、今に弱者を迎え入れ、形作られた意味の中で真理を用い、何かを騙すように仕向けるようなファシズムの嵐が吹き荒れ、戦争的な彼や彼女たちの頭蓋骨に響くような戦闘機の重低音が、重点をそこなわせ、ただ闘うことだけが革命であるのだ、と宣言するような幼稚な企みから、ここに枠組みを用い、何かを締め付けるだけのいたるような使命感などがいたらぬ思いを強調し、ここで宣言を繰り返すことにより、言葉に重みを与えるかのように仕向けるようなプロパガンダが横行し、横溢していくだけの感情は、そこで指定されるだけの意味を精神としてとらえ、今にあつらえられる苦しみに容姿を求め、今に戒めをくわえ、恒常的な苦しみへと移行していくだけの今に意志はなく、ただしいたげられるだけの感情が環境などに責任転嫁し、供給される意味は、意思をそこなわせるためだけに相互理解などを謳い、同調することにより、強調されるものとは、強制力を用い、何かを権力的な圧力により支配することだけに専念し、蔑む感情から、捜し物もなく、たださまようような生き方は悪であるなどと謳うような体たらくなファシストどもが批判的にいたり、差別的にいたるまでの虚偽を用い、距離を生み出す限りに意味とは際限ない苦しみに住まいを見出し、生きることとは、その域で苦しむことに拘泥し、そこかしこ軋轢を生み出し、終わらぬ戦争へといたり、最終戦争などを謳い出すようなペシミズムの預言者は静謐さを知らずに、死のさわがしさから逃げるためだけに、何かをためらわずに騙し扇動することだけに長けていくのであり、そこで軽減されない痛みが用いる恐怖を利用し、何かを不安に追いやり、死へと誘うような快楽的な死へと共謀するだけの理屈は、理想を促すほどに希望を見失い、何かを追い求めるほどに、自らはおいてけぼりをくらうのであり、そこに生まれる軋轢により、苛まれる精神は、うとましく悶える現在に点在していく意識的なプロセスに反せず、ただうながされるままを流れると思わせられているような教育的なものから逸脱を行えずに、強制的に支援されるプログラムの中でのプロレタリアート独裁を叫ぶようなジレンマを自らに生み出し、刷新され、砕身し続ける辺りから、あらがう幼稚な企みが枠組みを生み出し、そこに正義をあつらえ、悪を見つけるほどに、正義とは産み付けられたものに疎外され、自らをゆがまされるだけにいたり、いぶかる先に長じる安易な正解は、軽快さをそこない、そこかしこに苦しみをリロードし、自らのこめかみを撃ち抜くための理由という弾丸を何度も補填し、何度も撃ち抜く快楽に支配され、些細な出来事は死を超過し、今に至る痛みにさらばえ、些細な出来事がリバイバルされる限りに陰る本質は、憎悪を蓄え、自らの中で惑溺するものに依存し続け、自らを愛することだけが誰かを愛するのだ、という勘違いを生み出し、自己愛から抜け出せずに、自らのナルシシズムが誇張される限りに愛とは愛することに依存し、自らの損得だけで愛とは偏り、そこに平等性を求めることにより、さらなる偏りを生み出すことに気付かずに邪推し続ける先に現れる普遍性などは、制度の中でしか強調できないような愛を愛として認識させるための強制力を孕み、今に興じる由縁から、こじれる先に生まれるいじらしいものをしたがえ、あたかも自らを有利なように仕向けるような欺瞞を続けるような虚勢や虚栄から映じる由縁などは、一切の意味を一貫させずに、ただ関する間に背反することもできずに今に続くことを続けるほどに、ほつれていく現在に補完されるだけの自己が自分を認識できずに、今に設置される意味へと継続していくものに保護されるほどに、自分とは失われていくのであり、ここで創造的なものを孕まずに、ただ同じことの中にも続けることにより、ますます創造性も増すものもあるが、その創造性とは認識することにより、創造性は膨らむものでなければ、そこに創造性はなく、作ることだけに重点を置き、何かを正しいものとして、今に腐敗していくようなものへと移行していかずに、そこで進化を遂げる限りに対価は生まれずとも、そこに現れるものは本物であり、何にも左右されず、任意などを求めずに、自由に拘泥せずに、そこで束縛されても、その中での自由になあなあにならずに、何かに方向付けられる以前に、ここで交互するものが正しくあろうが、正しくなかろうが、そこで老化することを恐れるだけの衆愚に巻き込まれずに、ここで構築されるものを作り上げ、何度も壊し再利用し、新たな創造へと変化していく辺りから変換されるものなどは、今を決めつけることだけに忙しい輩が示す尺度に振り回され、そこに現れる価値に利用されるだけに終えるようなものから今すぐ逃げ出すの、だ。