昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-06-15から1日間の記事一覧

現実性の崩壊

茫洋と薄気味悪い世界を書き写すきみの写実的な呪いや、歩くほどに現れるぬかるみや、不吉な予言を繰り返し、空腹を癒すために、いやしい真実や、重なるメタファーが、画期的な機能をほどこし、制限も持たずに、真実を打ち砕き、あらゆる経緯を孕み、ゆがん…

尊い犠牲などいらない

誰も何も見なくなった後に敷衍していく形式的な美学や、創造的な日々を出入りする狭いだけの意思に通じていく宇宙的な驕傲や、精白な路地にたたずむ意味を貫通し、ぬいつけていく現在に与えられる宛然と長けるだけの位置的な迷いから、緩衝することもできず…

紅蓮

すべては赤く染まって、 暮れゆく空を飛ぶ鳥は、 インベーダーの 宇宙船みたいやし、 未来なんか、 わからんくても。 つれ行く季節がすさんでも、 また全部は新しくなって、 継続していく。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 生まれた希望を取り戻すよりも、自らをよりしなやあに強靭にし、永遠に制限されずに、時間を君と共につむぐ、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 孤独に泣き叫ぶハツカネズミのいのちは、二十日しかないのか、とたずなる君の立場に逆心があらわれ、ここで横柄に支配されるよりも、ここで芝居を続け、屈従するよりも、自らに帰り着き、愚鈍な論難を浴びせるよりも、あいまいに…