昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-07から1日間の記事一覧

悠揚

触れ合うほどに感覚は鋭敏になり、円滑にめぐる喜びのハレーションが、すさまじい速度で回線を走り、はびこる愛が反響し、すべてはスローモーションになり、永劫にへだてられず、世界を認識する以前に、自然であったころには、規律もなく、ただ現れるものに…

希望の心音

ゲルニカと緑が、体温と混じり、血に変わるんだと会話する子供たちが踊る、愉快な結末、欠乏していくのは、子供の方なのかと、秩序もなく歩く、たのしい帰り道。

確信

延々としのぐ結末を追い続ける間に枯れてしまい、余韻に浸るだけの対比的な彼らの動機にからまるドラスティックな感動が、かぶれる時に貧するだけのインタラクティブな日々に引き継がれたものが、過干渉に至り、淫靡な結末に磔にされる原型をとどめぬものが…

類似

朴訥な夢に囲われ、不自然に壊れていく景色を尻目に、酩酊する現代に擦り寄る価値なんかが、改革なんかをうたいながら、忘我をむさぼるような、幼稚な仕組みに支配されては、散漫な儀式に参加し、閑散とした精神の波形や、経過していくだけの日々がかかえる…

交わる先

大きなモノリス、数秒の孤独と、尊い味、遠くで結ばれる彼女たちは、誰かのものに変わった途端に横柄になり、可愛かったのも束の間であると、束縛し、独占するだけの彼らは、過去に女々しく纏わるエゴを漁るだけの、資本主義的な衆愚に迎合するだけの価値の…

連なる

歩みをとどめずに 進む足取りは軽く、 はかどる思いに 重責を与えるのは、 自らであるし、 あらがうほどに 強くなる思いは、 衝動性に騙されずに、 自らの純粋な 意志だけにしたがう。

甘美

永遠に貪り付き、私は無知なままに、まにまに迫る憂鬱なんかを処理できる最後の動物であり、快活に健気に消費する精悍な時折にリズミカルに歌い上げる平静や、ドラマチックな恋の汚穢や、迎合されるほどに、計画的な愛が貸し借りする金銭的な欲動や、従事す…

分断

海辺を歩く君、あいまいな青さに支配された空、瞬く間に記号と化する命、顛末になびく永遠は、因果をつらぬいて、希望に打ち付けられた杭を引き抜いて、気配に攪拌される遊蕩を繰り返す事実に反して、球体をめぐり、不確かに派生していく物語から逸脱できず…

健気

幸福を狩るために君達は存在するのであり、散財するためでも、単になにかを追い求めるためでもなく、とめどない欲に反して、自らの意思だけで生きるために走り続ける。

具現化

誰にも邪魔されんと、堕落してフラフラして、ループする懺悔なんか気にしやんと、短絡的に同化しては、みすぼらしくも清々しく、ズケズケと入り込むような普遍的な位置を与えられて、てなずけられるよりも、ことわりや過去を捨て、構築されるもんが示すこと…