昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

嘯く痛み

情報統制が始まり極まる朝から、駆け出す動機なんてもの、退屈であると宣言する。 生きるほどに続く歌が今に引き伸ばされ続いていき、永劫に近づきながら、言葉を失い、償う場面に旋回する意思が永久に床擦れに、あらがう痛みから全容を失い、物事に閉鎖しては、廃れる花に織り込まれる種子が新たな子を産み、未来を形成しては、宿し、羽ばたく今に阻まれる事は無く、優雅に縫うて祀る先々に手痛い仕打ちも、停滞するだけに至らせる関係を隈なく洗い流しては、恬淡に不羈に巡る今から縋るものも持たず、ただ対処される意味すら今に祀られ、互い違いに逸していく余韻に横溢し、もたらされる意味を潜り抜け、ただ愛した季節に淘汰され、拘う関係に至らぬ思いなど要らぬ、と振り捨て、我に従う我に従わず、ただ己の強さを積み上げ、確かな思いに還元される今から歪み、見違える日々に睦まじく留まりながら、無垢な事情を展開させ、自らの正しさを促すよりも、ただある今から備わる意味に入り混じり、伝わるままに塞ぎ込む余韻から、幾重にも正しさはねじ込まれ、混み合う意識は、込み上げるままに贖わず、ただ屈さぬように押し広げる意味から今を超越させ、厭世観に演奏される無意味さからエクソダスし、空疎な聖域に席順ばかりがひしめき、物事の順序を奪う欠乏に至り、阻まれるだけに狭まり、無縁な時に躓きながら、帰任する状態に受胎すべき事態も、退屈なままに転じ、有するままに揶揄し、互換される軽薄さが、腐敗する今に深度を授け、あらゆる深さを覗く行為に不確かな何かはうつむくままに転移する痛みを旋回し、加算される原理に根源は無く、混淆され、迂闊に迫る痛みが瀰漫しては、ふところに隠した意味は、今を旋回しては、主体を持たず、存在に疎ましさを感じずに、勇敢なままに死を預かり、ただ貫くために生き切る。