昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

段階

惨めに舞う間にも囚われ、
とがめられるだけの身体が、
バラバラになりながら、
ちりばめる意識が
世間などによどみ、
汚れる間に用いられる
社会に有する価値などは、
ただ互いを強請るだけに至り、
いたわることを知らずに、
ことごとくを脅し、
応じないものを除外させるだけに
至るような価値などや、
倫理などを打ち消し、
自らを高めるためだけに
ためらわずに没入するからこそ、
物事のからくりをひるがえし、
用いられる答えに利用されずに、
至る今にこそ、
物事に肥満せず、
悲観せずに、
貧寒なままでもすぐさま
飛び越える勇敢さだけが、
用いられるだけの時代や社会すらも
不必要だ、と叫ぶ。