昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

裸体

なにかのなごりをかぶさる愛が、
接続されるだけに浸る
陰鬱なメロディーが、
浮遊する空間的な律動から、
旋律をたずさえ、
訪問するだけの意識に、
空疎な爆撃を降らす
意味合いにくだけた
かけがえのない日々に、
空輸されるものも、
邪魔なだとうたかたにひしめく
理論的な排除から、
秩序は捕縄され、
放浪する意識のラプソディーが嬲り、
この自由な詩的空間に
さずける愛だけが、
今に結ばれ、現在を超克する。