昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

詩的な結び目


 ここに至るまでの純文学的な普遍性から、生活的な距離感に発散され、情報を入れ込むほどに、混濁していく意識は、自ら考えることをやめ、果たされる義務だけに用いられる権利などを吐き出し、徘徊する情緒も無いゾンビどもの夕刻、言葉も無く、帰り道を改ざんするサキュバスどもの群れ、報うことだけにジレンマを発散させるべきルサンチマンを生み出す慢性的な痛みから卑劣な支配を受け入れるだけの体制的な身体との対立を続ける精神から背反すべく、ベクトルは、天から引き出す永遠性や、制度を超えた何かであるべく、伝染する由縁を引き離し、引き取るべきは、自ら生み出す意味だけであるし、あらゆる原理とは、過去から引き出した保身だけの理屈であるし、そこで傲岸不遜な者であるべく、弁解を続け、屁理屈を吐き出し、窮屈な価値を引き裂くような強者であるべく、強靱な肉体や、強靱な精神を謳うよりも、独善的で、軽薄な継続から、系列を生み出し、迎合されるものだけを信心し、執行される強制力や、そこでフォースを保つだけに、退廃的なものへと陥るだけの秩序こそを保つべきだ、とつじつま合わせに興じ、斡旋されるだけの制度はやつれ、色あせながら、何かをいそしんでいるふりをして、いっそう死んでるように見せかける今から、偽装を続け、つたない意思から、憤りを感じぬように、容易に考えさせることをやめさせるべく、もっと、働くべきだ、と促し、何かを買うしあわせだけが、唯一のしあわせであり、現れるものをそのままに愛するよりも、今に強度を用い、何かと対立を続けるほどに、対比され、魯鈍なものに陥り、何かの玩具として、勘ぐりふさぎ込むほどに、簡易に示される値から、曖昧な価値を引き出すだけの闘争や、倒錯から、反転していく意識は、繁栄を用いずに、逸脱を許さず、恒常的に支払う義務だけで動くような独善的な機械として、或いは、ファシズムを加速させ、生産性や競争的なものを用い、この限界をきたした資本主義的な動物園の動物として、見られ、監視されることだけを、よろこびとして受け入れるべく、恐怖や不安を武器にカテゴライズされるだけのメディア的な倒錯から、等差を生み出し、格差を広げる云云よりも、運命を謳い、用いられる清潔感に疲憊するだけの感応から、敢然と主張せずに、受け入れるほどに、補填されるものは、保守的な帰巣から、競う価値だけを生み出し、そこに競争させるほどに、保持される普遍性は、保たれるほどに、その虚偽を加速させ、かじかむ身体や、謳われる定理に、勇気は損なわれ、そこに意思を持たずに、言い伝えられる死の恐怖に巻き込まれ、行いに定義を用い、意思を損ない、ただ、自らに貢ぎ続けられる伝統だけが、この世界を強固なものにし、与えられるものだけが、罪を解消し、今の痛みを補足するような充填から、重用なものとは、過去から続いたものにつじつまを合わせるためだけに、今に与えられた生命なのだ、と遺伝的な回廊を渡るだけの老化から、ちぐはぐな意味を用い、何かを受け入れるのが、この身体なのだ、と性的な相互依存するだけの誤謬を正すべく、ベクトルは、宇宙から引き出すのだ、と超自然的な回帰を謳うほどに、うさんくさくなるのであるし、ここから、引き出すものだけはが、相反するものとして、あらゆる定理に反し、定位置を謳うものに反し、成果を用い、何かを有するだけの疑問を超えるべく、文言を用い、何かを否定するだけの日々から、相思相愛へと至るべく、意味の無い倒錯から、還元されるだけのものを愛することだけが、この判然としない世界で、唯一、愛を知る方法なのだ、と屠られるまで待つだけの日々をデストロイすべく、出来合のものを信心せずに、思考停止に追いやられる以前に、思考を加速させ、ここに用いられる優しさに作用するものにすら反するような世界だけが、勇気であるし、そこから跳躍するものだけが、超越を知り、史観にとどまり、それだけが、永遠を作るのだ、と謳うほどに、ロマンスも用いずに、持たされる義務こそが、重用なものだ、と言い放つ者こそ、卑近なものを抱え、矜恃を捨て、ただ、タナトスに没入し、死するだけの身体と、死するためだけに有する精神を抱え、悔悟をため込み、ああしていればもつと良い結果だった、と過信を促し、自己否定に、自己欺瞞を加速させたようなデカダンな者として、義務を謳い、唯一の正義であるのだ、と打倒せずに、誘われるままに引っ張られる意思は、破壊されるだけの身体を傍観し、他者から借りた感情で今を傍観し、意味を知ろうともせずに、そこに与えられる答えだけに影響され、鋭気を持たずに、用いられる原因だけに、引き出される答えだけを、真実として捉える誤りを正すことの正しさを知らない。