2017-01-31 すこし、わたしのはなしをしよう。 わたしの、はなしをしよう。 歓喜に汚れる不潔な世界だ、と軽蔑するだけの思春期のもうろうとした質感から、夜の濃度を確かめるべく、ベクトルの濃淡になぶられるだけの他者を介した存在があらわになり、自分を愛するほどに、誰かを愛しているということがあいまいになり、担う意味も存在の不確かさに触れるほどに、増える苦しみばかりが、自らを覆う、まる