昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-01-31から1日間の記事一覧

詩的な結び目

ここに至るまでの純文学的な普遍性から、生活的な距離感に発散され、情報を入れ込むほどに、混濁していく意識は、自ら考えることをやめ、果たされる義務だけに用いられる権利などを吐き出し、徘徊する情緒も無いゾンビどもの夕刻、言葉も無く、帰り道を改ざ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 歓喜に汚れる不潔な世界だ、と軽蔑するだけの思春期のもうろうとした質感から、夜の濃度を確かめるべく、ベクトルの濃淡になぶられるだけの他者を介した存在があらわになり、自分を愛するほどに、誰かを愛しているということがあ…

猥雑

真理は、誰もが眠る深夜に生まれ、誰にもつかまれずに、伝わるままに、愛は育まれ、卑屈にならずに、塗り替える意味だけが、今をサポートし、呪文を唱え、今を乗り越え、私が、私をつまらぬものに変える前に、夜と混ざり合い認識し続ける先に現れる存在証明…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 簡単に処理され、応じるだけのものに牽引され、間隔を生み出し、意味を麻痺させ、肥満化する意思的な哀れみに触れ、不健康そうな遭難者がうごめく街角の悲劇を束ね、たじろぐ意味が持ち出す権利などを超越し、ただ現れるもののた…

壊疽

廃墟と化した街並み、 漠然と受け取る飢えた表情や、 表現を捨て、 カタストロフがはじまり、 交わる月日に重なる心象が ジオラマのようだ、と語る 空虚な君の嗚咽だけがシンクロし、 痛みを飛翔させ、 悲愁にあえぐ時にへだてられた、 惰性に満ちた日々をに…