昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

意味のとなり


 誰の言葉も信用にはいたらず、割って入り込む言葉などは、意味をほとんど成さないくせに、今に多大な影響を与えるようなふりをして、自らに迫り、自らを奪うだけにいたらせるようなバビロンの空疎なことごとくに勝利を叫ぶような鈍感な者どもの卑屈を吸い込む掃除機のような気分で、情報が氾濫する最中を夢中で歩き、リンクするものなどは、今に意味を成さずに、最たる意味を引きずるかのように示す可能性の垢で汚れたものばかりです、と思春期的な苦悩に指図されているだけの今に隷属すべき大人すらも見当たらずに、母体回帰するような連中どもが引きこもりながら作り上げた国家などは、クソでしかないから、と悲観的な苦悩が示す暴力的なコードなんてあてにもならないから、簡単に処理されるだけの現在に肥大する苦悩や濃厚な帰り道で乖離し続ける意志がシステムに反し、思想をひるがえし、何かに屈従するくらいなら、この苦痛と遊ぶよ、と嘯き我慢する緩慢な作用から、関連するほどに現れる物事の猶予や、優位を定めるだけのリベラルな者が散漫な形式をうながし、管轄を作り出し、何かをひとくくりにして、自らを動きにくくするほどに魯鈍な者ばかりが増えて、与えられるほどに軋轢を生み出し、そこで抑圧される限りに憎悪は生まれ、運命論などを垂れ流しにし、憎むほどに生まれる肉欲を裁くべきだ、と宗教的な禁欲を放つだけの退屈な歴史が駐屯地を破壊し、あいまいな毎日を照合するための聖戦を謳いながら、献饌するための異物感をとりはらうように生贄を作り出すべきだ、と攻め入る真実は、鋭気をそこない、そこかしこに普通を売り込みながら、ここで奪われるだけの普通は苦痛以上のものを生み出し、今に普通をうながすほどの異質さ、と異常さに気付かずにさとされるだけの現在に肥大する苦悩を買い取るだけの是非や、そこで是認されるものなどが蓄積し続けるつくづくの苦痛を植え込むための儀式を形式化し、関係するほどに、そこで与えられる罪の比重に耐えかねずに、自らの苦しみの理不尽さに耐えかねずに、体系的なものに飲み込まれていくだけの過程などは不必要であるし、そこで用いられる不潔などは、清潔であるがために何かを不潔なものとして捉え、そこで善悪を決め込み、何かを裁くための悪を育て、惰性に示される悪は、自らの悪意に気付かずに、作られた正義に処理されるための悪として機能するような必要悪的な観念が示す正義などは、何かの犠牲の下になりたち、自らの立場を使いながら、権力的な偶像を高めていくほどに補完される欲から、金銭的なまがいものを措置するだけの配置的な主義が理想を供給するほどに、窮境をさまよい、陰鬱なものへと変化していく犠牲的な思いが制限を生み出し、自らを苦しめるための儀式に捏造され続ける真実の臓物を食するような悪魔どもが徘徊するのが、この社会であるのだ、と妥当に生み出されるだけの意味が示す尺度により、何かを恨むために自らを悪魔に変換させ、自らの醜さを呪うようなコードから、行動は淘汰され、何かに操作されるための多面から生み出される多義的なものに飲み込まれ、驕り、溺れ続ける意識は、耽溺をひるがえすこともできずに、自らの退廃的な自由から、対価を求めるだけの値から、退化していくだけの現在に卑劣で愚劣なものを自ら創造しながら、しなびた意識は、自らを恨み続けるように他者を痛めつけるようなサディズムマゾヒズムが混淆し続け、リビドーを加速させ、明けない夜を支配するだけの体たらくな獣として、偽善的な商売から、散々な機能を呪い続けるだけのゴーストとして生きたままにさまよう夜が能動的であらぬ限りに、暴くべき事実も見出せずに、与えられるものを貪婪に食するだけの餓鬼として、競合し続け、自らこそがいちばんだ、と選民思想的な理想から供給されるものにより左右されるだけの鈍感な思想の中でしか、自らを高めることは、自らを陥らせることだ、ということに気付かぬ限りは、自らを破壊するように何かを純粋な理想により破壊するだけの孤独感をごまかすためのまやかしを続け、自らを騙す限りに陰らぬ真実は、事実をひるがえすこともできず、真実であるがために、自らを騙し続け、気だるい日常に小さな幸福を見つけようなどとうながすプロパガンダの空しい示唆に左右されるだけの緩慢な人間として生きることを今すぐやめるべきであるし、そこでためらうほどに、自らに置いて行かれ、そこかしこに生まれる憎悪に飲まれ、自らを複製し続けるような退屈を傲岸不遜に処理するだけの緩怠な者として支配されることこそ、この世での至福だ、とうながすような一過性の愛国心を加速させ、仮想するほどに実現すべきものも遠ざかるような対立を続けるだけの関係の中で爛れるだけにいたらされるようなカオスを生み出し、自らを混沌と王として崇めるだけの日々に卑屈な者ばかりが現れ、あふれ出る汚濁の中で幸福を願っても、願うほどに、自らを腐らせ、とどまらせるだけにいたるようなしあわせなどはすぐさま捨てるべき、だとさえ簡単に言い放てるような軽々しさをもたらすような者どもこそをひるがえすような新しい世界を生み出すような君だけが、意味となるように。