昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

喜劇的な夜


 回転する座標の上で僕は踊る。誰かのセカイを退屈だ、とののしるほどに現実的なものに疎外される時折にひずむ論理的な証拠や、傷痕などを引っ掻く君の宇宙的な季語や、想念の木々たちをへし折るような論証から高熱を保ち、熱暴走するまでにひたるまぼろしから、空疎な自らに起床するよりも、嬌笑にいたらせるべく捻出されるものだけが、創造的なものだ、と言えるし、何かを表すよりも、笑わせる力とは偉大なものであるし、そこで完結させるだけにいたるようなまぼろしに戸惑うよりも、走馬灯を逆流し、短絡的な証拠にひずむだけの死を纏うよりも、統合されるだけの正常さを謳う嬰児どもの皮肉に狭い価値を押しつけられ、そこの倫理や道徳などのカリキュラムなどは、与えられたカルマや罪と罰を消費するためにこじらせていくようなものの対立を延々と自らに含ませ、惰性に支払われるものへと配備される間に結末をねじ込み、自らを正当化するための規律から、記号化する精神は、自らに成否を謳いながら、うとましい現状にうじうじとしながら、そこから身動きもとられずに、途端に苦しむことだけが、自らの住まいへと引きこもり、昏昏としていく意思は、何かに依存し、操作されていくことだけが、正しいことへとみちびかれるのだ、と達成感などをあおりながら、あいまいなマインドに怠慢な現状に腰掛ける固執から高揚感も無く、ただ退廃的な呪詛をうながし、浮かべる思いは、浮かばれないから、と何かを憎むことだけに縫い付けられる日々は、においも微かに果てない、はしたなさを加速させ、悔悟を生み出し、崩壊される日々を憎むことに重点を置く、思春期のルサンチマンを解消すべく、そこに現れる教育などのいっさいから逸脱し、いらだつままに思いのままに消費することにマニュアルすら無く、そこで被害者意識をたくわえ、何かを惑乱するために枠内に収まるよりも、可能性を肥大させるような創造性へと凍てついた孤独のままに昇華し続けることだけが、何かを成し遂げるという意味を秤にかけるよりも、配下に置かれるよりも、配備される愛に消耗され、愛が価値としてうながされる以前に綻ぶ精神は、滅びを謳うよりも、自らの尊さに逃走し、うとましいニヒリズムに高潔さを用い、恒常的な高揚感を保ち、短絡的な支配の気配などに契約を求められるだけの婚姻から、そこで認可され、罪として認識されるものなどは、正義を利用し、悪を捏造するだけの人々の墓地でほとばしる情報の中で譲与されるものへとトランスフォームしていく途端にアンバランスになる精神は、誠意などを用い、何かを裁くことで、自らのバランスを保つような憎しみで何度も対象を屠り嬲りながら、内示されるものや、肝心なものを損ない、怖じ気付く精神は敬神に浸り、経過するものや、景観を汚すものを壊そうとするものを恨むほどに保持される自らの悲しみに結合していく厭世的なものを抱え込み、ここで混濁していくだけに至る精神は、形式的なものにとどまり、透過されずに投影されるものや、統制されるものに情報の中でまがい物に変え、形成されるものや、そこから飛躍できずに約束の中でとどまり、韜晦していくものの中に閉じこもり、自らを見えなくする。最たる意味を補完するだけの機能的な仰々しさを謳う世界性からインプットされたものを大切なもののように扱うほどに補正される意思とは、何かに利用されるための価値として供えられたものを大切に拝むほどに、何かにこびへつらい、自らの正しさを損ない、示唆されるものだけを自分が語り出した言葉のように騙り、即座に自らを防衛するための言葉を捏造する。あらゆる保守的な理想に帰巣していく意思的なまやかしを疎外させるために法を加工するだけの品位に律動するものなどは、音程も不愉快である。音痴なままに騙られる名ばかりのものを堅持し、求めるだけの意識は、何かを保持するためのまやかしを生みだし、独善的で詐欺的なままに退けられるものの正否を問わせぬように、選択権すらも与えずに、抑え付けるほどに押しつけられる正しさなどは、そこでの役目を果たさずに、ただ正しいとされるほどに補完されるものだけが、自らの正しさを生み出すのだ、と惰性にうながされる精神は、軽薄な愛を利用し、今に君を迫害し、博愛などを謳う者などの結末などから排除され、箱船には乗せずに、運び屋として君を利用するだろうし、やがて迫る清風も、征服欲などを謳いながら、戸惑いに入り交じるデカダンな記憶から、課せられる義務や、着せられた意味に奔走していくほどに指定されるだけの犠牲的なまやかしに加算される原理的な止揚により、自らを正当化させるための暴力性をたくわえ、抑圧されるほどに増していく暴力性が用いた制度が正義として崇められているだけに満たないセカイを汚い、としてあざ笑うよりも、それを超克し、超越しては、自らの法により、今に正しさに乗っ取られる以前に、自らの正しさを何かに押しつける以前に、押さえ込まれるだけにいたる現在からすぐさま逸脱する。