昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-12-21から1日間の記事一覧

喜劇的な夜

回転する座標の上で僕は踊る。誰かのセカイを退屈だ、とののしるほどに現実的なものに疎外される時折にひずむ論理的な証拠や、傷痕などを引っ掻く君の宇宙的な季語や、想念の木々たちをへし折るような論証から高熱を保ち、熱暴走するまでにひたるまぼろしか…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 主知主義的なわたしは、猥雑なものを排除し、廃絶するだけの輩が生み出す世界や、正解すらも軽蔑し、もたらされる罪の意識を迎合するだけの理性も無い馬鹿者や、化け物どもが徘徊する破壊的な夜に挫折するわけにもいかず、ここで…

犠牲的な夜に正義を盾にして執り行われる狩り

他者から借りた言葉は、表現を失い、苦痛に悶えている。あらゆる普遍性がコード化し、苛烈なものをささやいては、消費されるだけの身体を緩慢に処理し、簡単に描かれるだけの真実に加勢する者だけを頼りに、何かを信心することで、自らの苦痛を和らげるのだ…

子供のように眠るおまえの隣で、 面影だけが重たいから、と 一部始終に捨て去る思いは、 どこかしら、誰かに似たようなもので、 持たされた義務と、 もたらされた意味の中で、 居続けるような過去の 愚鈍さの影を着せられ、 同じような顔で 同じような笑顔で…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 月の慟哭のような流星や、聖夜を騙るだけの罪深い神のワルツや、猥雑な観念に退く面影をたずさえるだけの日常に静謐さの欠片もなく、ただ偉観に達するために自らの考えを突き詰める辺りに恒久的なものすら破棄し、刹那にとどろく…