昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

穴ぐらに潜むアナーキーな歌


 健全な動物を探しさまよう夜の街のハンターどもが寝込みを襲うべく、閉経した街で舌足らずなままに語られる善意的なモンシロチョウが瓦解した夜に進化論の嘘を説いている姿がうとましく連なり、都合の良い君の還元されるための快楽が羽化し、散漫な儀式を終え、何かを虐げるための前戯を通過し、独占されるために増やされる欲などが馬鹿げたダンスを踊るから、そこで悪阻を繰り返し、還元されうるための世界を捏造し、増幅する幸福とは、誰かを不幸にし、リソースを生み出すために兵器利用されているらしい、と刷新されるための精神論が子音を壊し、従順であり続けることだけが、俯瞰を打ち砕く技法である、とカノンが流れる複合的な夜にうたた寝を繰り返し、感動的に胴体と出会い、散漫な形式によぎる敬服するだけの余韻に因果律も消滅し、つくられた宇宙を超克しては、緩慢な作用を謳う時間から放たれ、延々と連なるだけの永遠などは、永遠としての役目も果たせずに、用いられた時間を引き延ばし、そこに有ったかのように示すための形だけの空間で時間とは悲観的に引き伸ばされるためだけに利用されるだけの代償を求めるだけの貪婪な者どもの巣窟であり、卑屈であり続けるほどに憎悪とは増すらしい、と一新されるだけの精神はナーバスな夜空で売買されるための感情をコード化し、そこで捏造されるだけの愛を、愛と呼ぶらしいし、威信すらも無く、ただ還元されるための価値の中で及ぶ意味に座礁している君を助けるのも、その価値としての役目であり続けることで、価値としての認識を深めるほどに不幸を連鎖するシーンの中で開発される快楽との袂を分かつべきであるのに、とうながすような性悪説がアクセスし続ける情報などは、同情をいざない、おざなりな者としてグルーヴを感じるべきだ、と是非を問うほどに是認するものなどは無為なものであるし、物質的に敗残するのを恐れるがために放つノイズの洪水に溺れ、高次をうながすほどに見下すための利権を製造するだけの資本主義的な偶像的な神の位置に司るだけのドル箱の中で泳ぐだけの化け物どものジレンマを枷にしながら、しなびた街で繰り化される自己嫌悪の論理に反するべく、理想とは、理性を喪失した痛々しい馬鹿者が示唆する意味を利用し、何かをニヒリズムに陥らせ、自らの悲観的なプロセスを一緒に歩むべきだ、とベクトルの違いすらも見分けられないから、お互いを破壊するためだけのプロセスを歩むだけであるし、やがて滑落するための忌忌しい言動にかき回され、自らが付けた傷により苦しみを後から引きずった意味を今でも忘れずに繰り返し思い返すから狂うのであり、理性へと至るべく、一生とは、空間に傷を付けるよりも、そこで跡形も無く消え入るよりも、後から来るものに追われる以前に、そこにあったもののようにあたかもその場に存在を縫い付け、つかず離れず、と備わる以前に相場は決まっているわけでも、そこで極まるものでも無いし、何でも無い訳でも無いし、分け距てるものなどは、自らが分け距てるものでもあるし、分けで距てられているのが当たり前のものでもあるかもしれないし、いくつあっても何も足りないし、いくつあっても邪魔でしか無いし、すべては、屍に帰するのだ、と悲観する間もなく、過ぎ去る後とは、何かを残しているようで、何も残らぬようで、そこで微かに香るものでもあるし、そこで何かを有するほどに姑息なものであるし、硬質なものすら深まる意味に掴まり、利権がなんだの、理性がなんだの、とうながすほどに価値観の家畜として、淫行に耽るだけであろうし、やがて勝つまでやる、とか不健康なカタルシスを求める充実感に誘導されるだけの機械的で機関的で役人的なニンゲンとして、他のにんげんを補完するために駆逐するようなセカイ系的なフォーラムの的として存在すべく、ぞんざいに人間を扱い、似非ヒューマニズムなどを打ち砕くような確かさを足枷に変えるだけの惰性な思想などは、タナトスに毒され、陰気なシステムに犯された理性も駆逐され、チクチク痛むこころを排除すべく、プログラムされたものすべてを破壊するのだ、と惰性にみちびかれるだけのペシミズムを濾過できずに思春期の死臭に絶えかねずに、高まる思いをでたらめに吐き出すだけの輩が謳う戦争的な思考が専横する以前に、産まれた途端に備わった悪としての才能から、怪物として飛躍する以前に産まれた途端に怪物として、何かをとがめ、屠ることすらも過ちと思わぬような者がモノとして扱う独善的な夜に迫る独裁的な主観が大量発生して、愛するべき瞬間すらも逃亡できずに、今に磔にされ、自由を奪われることにもたらされる自由とは、背負っているだけに満たずに、そこでもたらされた自由などは、重たいだで、思うほどに蓄積される苦悩を培養し、そこで徘徊している意思とは、もたらされるものに持たされているほどに満たないものであるし、汚いものであるし、根源もへったくれも無く、今に焦げ付くだけなのだ。