昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

飛翔


 敷衍する快楽は、苦しみを超過し、漫然とまざりあい溶け合いシンクロする信仰や、行為に比重を与え、効率良く執り行われるものだけが価値として崇められる隙間に色彩すらも奪われ、悠遠に潜む補足されるだけの価値に補完される苦しみに垂涎しながら、しなびた価値にリンクし、そこで巣くうものに論理や倫理を謳われ、価値とは添加物にあふれた身体に悪いものである、とうながす思想的な価値観の家畜や、乖離していく途端に回帰していく思いは、終焉に巻き込まれ、その周辺に現れる忘我すらもむさぼりながら、自らのニヒリズムに統治され、統合される隙間に心情は凍結し、透過していくものが、物陰に隔離され、攪拌される半径に衰亡しながら、しなびた価値を漁るだけのあいまいな毎日にマインドは孤立し、交互する意識は、補完され続ける意味に統括され、与えられた意思の奴隷と化し、与えられた意味とは、確かなものを運び出さずに、惰性にみちびかれるために絶えず送り込まれる意味から、関連するものへと同化するほどに、道理とは無邪気に迫り、自らを狭めるだけに至らせることに罪を感じずに、何かに罪を課せ、自らの罪を昇華させるような罰からリズムは理性を制し、ここで加えられる圧力に屈するための凡庸な価値に抑圧され続ける精神は、正否を用いられ、清貧さで自らを損ないながら、ないがしろにする意味の怠慢さにおとずれる深淵で拘束され、そこでの軋轢に絶えかねずに、自らを抹消するための理想を奏でる。狂うために得る技法が正義として崇められ、とざされるだけの意味とは途端に醜いものとして疎外され、自らの疎外感に絶えかねずに体系化したものを呪うために増加していくルサンチマンに孤立していく意識は、自らの意思に食い尽くされ、駆逐されるだけに至る精神は、恣意的に屠るだけの原動力だけが、純粋な行動である、と本能的に凡庸な流れへと駆逐されるだけの身体を捨て去るための技法をうながし、運動的に這いずる瞬間に従事するだけの関連性に連動していく力に反せずに、関するほどに自らの轍を作り出すために継続されたものを崇めるだけのマジョリティーに迎合されるほどにリリカルさは損なわれ、渇望するだけに至る精神は、軽薄なものを愛し、自らを開発することもできずに、与えられる意思だけが、自らを確かなものに変えるのだ、という偏向に気付かずに、与えられる価値こそすべて、とうながすだけの世界的な答えに背反する意思を持たずに、自らのための巧拙を論ずる。浪費されるだけの身体を生産する排除するための理想にためらいを生み出し、汲み取る意味に補完される苦しみを反復させるための機能を強化させ、そこで孤立するために生み出されるためらいから、淡々と過ぎ去るための幼稚な理想を掲げ、過信を生み出し、汲み取る意味も、確かさを足枷に変え、自らを世界に投棄させるために逃避する者を批判するだけの幼稚な仕組みから、とがめられる恐怖に打ち震えるだけの運命論者や、蕭然たる様相に長けるものが擁立させるものに混同していく意識的な配役から、そこで敗残していくだけに至らせるような縫合から、昏倒していく意識は、魂胆を謳いながら、奪い合うだけの価値に帰巣し、そこで固執するほどに魯鈍なものへと変化し、用いられる善悪に左右されるだけの思想だけが理想のようにかかげられ、徘徊する意識もいつかは瓦解し、快感に酔いしれるだけだ、と性悪説者が語るカタルシスに至らぬだけの言辞に抑圧され、自らの快楽に罪の意識を持たせるための倫理に妨げられる純粋な理想とは、理性を用いずに、ただ反されるものに作用しないように通わせる義務感のギミックを知らずに、知り得るものだけが、ここで需要になり、担わせられるものに似合うように仕組まれたギミックに敗残するために君の配役は決められているのだ、ということを知りつつ演じるという罪を背負うことからの自由を求めるほどに、生きることとは絶えず不自由なように扱われることに疑問を持つべきであり、与えられたものに感覚を奪われ、そこで陥落するだけに至る精神が代価を求め、対価を求め、大役を終えたかのように、社会の歯車として起動し、社会に従順であり、社会の役に立つべきだ、という幻想から抜け出すべきであり、自らの事業のために絶えず行為に巻かれずに、流れに反し、立証されるものこそすべて、という信仰的な幻想から逃れる。すべてに順応するために存在するための存在ならば、すぐさま消えるべきであるし、そのような存在などは、存在させられただけに満たずに、存在するための対象として、そこに備わるべきだ、と強制され、強要される限りに存在とは、自らの外に出られずに、そこで出来合のものをかかげ、自らに枷をかけ、自らの世界に閉じこもるだけで終わるよりも、その世界と名付けられた途端に世界としての外壁を生み出し、弊害を生み出すだけの世界を認識する以前に全体性を与えられ、全体主義におちいり、体制にこびへつらうためのコードをまき散らすだけのちぐはぐな囲いを打ち壊し、自らの世界に戻る。