昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

空疎な社会性


 永遠性を保っては、制限をも持たずに、ただ孕む瞬間に現れる裕福なものとは、何事につかまれぬものだ、と創造的な昇華以外は受け入れずに、他動的にうながされるだけの金言的な穢れをとりはらうべきだ、と宗教的な固執から離れ、はびこる意味が君を危難へと追いやるだけの形有る限りにうながされる苦しみに束縛され、差異に立ち、あらがうほどに屈辱を溜め込み、混同していく意識の濁流へとのまれ、短絡的に受け取る場面から旋回する意識的な過ちに加速していく自由への渇望をうながすだけの即席の自由などは、時代性をねたみ、何かを恨み続けるだけのシステムを仮想し、保たれるべき均衡から、均等なものを呼び覚ますほどに、自由とは自由であるために自らの病を重篤化させ、過ちばかりを加速し、何かを否定することで、何かの権利を叫び、何かを受け取ることが自由であることの近道のように騙られる間にカタストロフを生み出し、ある一定の力により、権力とは均衡を保つのだ、という幻想をかかえ、価値観を補完するために他動し続けるような権限の中で裁かれるべき悪をしらみつぶしに探すような正義などは、何かを犠牲にしてまで、自らの世界の均衡を求める苦しみを消費するための正義を盾にし、懐疑的に消費されるだけの現在に複製される真実や、復讐を謳い、保たれるべき現実に理性すらもなく、ただ制するためだけに複製されていく場面で求められるものを保つことこそが、自由であるのだ、と惰性にうながされる制度の中であいまいな支配を続け、死は、何かを呪うことにより、死であることを強調し、何かを恐れることに寄りかかり、自らをなぐさめるような偏った昇華から、商業的な適応から、何かに順応することだけが、何かを乗り越えるのだ、という幻想から離れられずに、誰かが語った支配的で屈折した正解を世界の基礎としてとらえるほどに、何かに囚われるのであり、そこで語られるもののほとんどは、自らを信じさせるためだけに生まれた戯れ言に過ぎず、そこで保たれるものなどは、もたらされる是非から逃れられずに、正しいとされるものから抜け出せずに、惰性にみちびかれ、そこでの平等を謳うほどに、自らを病的な偏りを保つだけの思想的な過ちを加工するための品位を持ち寄り、同調し続けるだけの偏りは、もっともな偏りを示し、そこでラディカルになり、担う意味を背負うための義務から、偽装される真実は、徒党を組むほどに、統合されるための力の均衡を保てずに、自らが求めた平等も、自らが用いる権力により飢渇し、誰かが求める自由により強調される自由とは、理念を失い、損得を示すほどに、あらゆる価値は、価値を保つための苦しみから逃れられずにフラクタルな者同士で争いを続け、つたない愛は、歯がゆいものをかかえながら、加工される義務や、空疎な自分を処理できずに、出来合のものに困窮しながら、拘束されるほどに増していく苦しみに空虚さをかかえ、恒久的に罪を引きずるネットワークの中で加速していく苦しみを演じるだけの空疎な自分を卑劣に変化させるだけの懸隔を生み出し、さえずる記憶を追いかけるだけの過去の追従者は、過去に用いられた罪を再利用し、何度も自分を苦しめるほどに他者につらく当たるらしい、と虐げられるだけの現在に利用価値などを求めるだけの意思の奴隷として、あらゆる価値に補完されるために同化を続ける機械的な欲望を加速させるための労働から、同等のものを探すために滔滔とまくし立てる今にも立場は生まれ、そこで対比されるものや、対立を続けるほどに合致していく瞬間にジレンマは生まれ、阻まれるほどに奪い合うのがにんげんだ、と語るような人間こそが、安易なものを製造するための人間を生産するための教育こそが、枢要なものであり、崇めるべきなのだ、という幻想から逃れるために価値に成り下がった教育を乗り越えるための恒久的な研究こそが、今に比するものを破壊し、悪意を充填するために服従するような絶対性を謳うような制度に嵌め込まれるための罪を複製していくだけにたまる苦悩や、空腹を埋めるために奪い合うほどに、謳われるものに利用され、寂れた街で求められる一体感や、いぶかる先に生まれる制度の虜になるまで利用されるような現在に比率を生み出すだけの計算的な過ちの街は、理想を生み出すための犠牲を孕んでは、懶惰な自分を隠すために、誰かを犠牲にするような対価から、退廃的な愛を配下に、破壊されるだけのあいまいな幸福から、用いるほどに、求める苦しみをとめどなく生み出すだけに満たない過ちを信望するような者が受理するものこそが正しいのだ、とうながすような価値観を屠るための価値観を生み出すだけの反復的な闘争から逃れるために、ただひたすらに逃げることを学ぶ。