昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

制限もなく走り去る自由な角度

 
 ニヒリズムに屈した君の後を追いかけるものなどなく、ただひたすらに迫る闇の申し子して、何かを申し立て、盲信へと至り、アニミズムに浸るような世界を折檻するようなビートや、動機を施すための動機を他動的に引き受けるような他者との交通から、敢行されるべき意思に打ちのめされ、愚鈍なままに昇華し続ける先に現れる現実性などが魯鈍な制度を生み出し、組み込まれる意味や、そこで食い込むものが屈折を生み出し、保たれる意味などは、均衡などを保てずにすぐさま破綻するだけに至るし、いびつな観念が決定づけるものがケチを付ける間に退廃的なものを生み出し、夷狄どもが攻め入る偶像の世界と対象を率い、何かと比べることだけが、存在を示すコードに変わるなど、と謳うような資本主義的な損得勘定から、出来合の真実を生み出すだけの怠惰な連中の示唆を受け取るほどに、この存在とは軽薄なものにより、存在の確かさを足枷に変えられ、そこで存在を認識したら最後、死ぬまで、死を恐れることだけに専念し、用いられる欲を求めるほどに用いられるものにより、袋小路になり、鬱屈していく精神は、正否を用いるほどに、善悪に指図され、その存在の宛先を求めるほどに、宛てのない旅へと出かけ、デカダンスな民が保つ平衡などは、簡単にくずれてしまい、カタストロフに至るだけに至るようなロストし続ける世界へのゲートを開けるためのクラッシュしたコードをさまようサイバーパンクな世界を飛び越えるために、ためらうだけの今に蔓延る悪意を充填するだけのネットワークを形成し、性善説などを謳うアトミックボムや、ジレンマが咲き乱れる余韻から、因果律を引き出す卑近なコードを書き換えるウイルスどもが結末を求め、性悪説にアクセスに、終末論を謳い、この汚い世界を終わらせるための思春期の最終戦争から、悔悟を埋め込まれた人間どもが、人間と名付けられた途端に、僕らは腐ってしまったんだ、とこの空間でわかり合う価値すらも見つけられずに、短絡的なタナトスや、ペシミズムの旋律とは、幼稚なたくらみを枠組の中で重ね、自らのペインを詩的に昇華できずに、創造的なことよりも、感傷的な故に暴力的に至るような始末の悪い結末へと移行していくだけの打ちのめされた世代だ、と時代を恨むようなルサンチマンが継続したに過ぎない伝統などは、守るべきでもなければ、摩耗されるままに消え去るならば、そのままに自壊し、バラバラになるべきだ、と生じる由縁をアナーキーに破壊するあなたは、加算される原理に疑いを持つばかりで、疲れ切った夜に余罪を重ね、自慰的に抹消されるだけの瞬間的な快楽のガーディアンとして、隠語で語り合いながら、かいがいしく貪る瞬間とは、徒に消費されるための印象の彼方で荷担すべき是非などを是認するほどに、認識とは欲深さを生み出し、ぶしつけに生み出される瞬間的なアナロジーから、散漫な儀式へと転化していくだけの意識的に凝固したものを溶かすこともできずに、木漏れ日に揺れ、たまには雨に濡れ、この名ばかりのものや、場面に迫る憚るだけの意識が生み出すテクノロジーに呪詛をうながすアニミズムに縁取られただけの静謐などは、静謐に至らずに、自らの喧噪から抜け出すために仮想するものの中でとどまるだけで、何かに答えを求めるばかりで退屈だし、狡猾なものが謳う渇きなどは潤わせるべきはなく、渇いたままでも良いではないか、と位置づけるられるものや、慢性的な痛みになびく思いは、分裂していく意識に四季はぶつかり、そこで形成されるもののほとんどは無価値なものであるし、価値を与えられたから、価値あるもののように見えるだけのものであるし、あてがわれた意味などをかばうほどに、復古されるものなどが、新しいもののように出迎えられ、そこでまた同じような価値の中で価値あるもののように示されることを延々と繰り返すことにより、「その価値の強度を増していく」ことだけを反復させ、反芻するほどに、背徳に至ろう、と思い、私は同一化などを求めずに、とめどなくあふれる足りないものとの対立から、対比されるだけの現在に偏執し、対立を続けるほどに軋轢はそこら中に生まれ、阻まれる者ばかりがせめぎ合い、短絡的な競争の中で保持するものなどを抉るようなことばだけが、ここで生きてることすら認識する必要などないのだ、と言い放つような圧力の中で屈さずにくつがえす。