昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

カスタムされない記憶

 
 何を食べなければ、悪魔では無いのだろう?何を食べれば、悪魔に変わるのだろうか?誰も尊さを知らぬのに、正しさは語れず、価値観を押し付け、何かを支配するための善悪にたむろする悪意の権化のような者が、権限を用い、すべてを燃やし尽くす。オートマチックなアノミーが暴走し、ランランと性欲と同化する進化論を否定し、人類総快楽に浸るような現実から離れていくような解脱から、空疎な自分を補完するための履歴などはすぐさま抹消し、塞ぎ込み混濁する意識がこなごなになるまで、惜別を繰り返し、愛欲に狂いながら、慢性的な痛みを飛来させ、打ち付けられる痛みに解消されない苦痛が通過し、追跡してくる苦悩が濃淡な失意をさずける間に指図されることも無く、ここで言葉を用いる以前に、全容にとろけ、そこかしこで統合されるものが軋轢を生み出し、凄絶な時折に潜む観点を疎外させるような労働と観念から計測されるための不自由さを加速させ、何かに枷を嵌め、世界を狭めるためのアンチテーゼを用いるほどに現れる落ち度から、横溢する瞬間的な時間を循環させ、純化させる時折に補足されるための理由を生み出すほどに全容にほどこされる苦しみに住まいを移し、自らを分裂させ、そこかしこで水増しされるための生命が毒素を生み出し、快活な動機を損ない、相似するほどにここでの運命とは、捕らえられるための運命であり、ちぐはぐな意識に羽交い締めにされ、衝突を繰り返し、判然としないままにしどろもどろな意識が戻りながら、朦朧としていく意識は、指定される義務や、空疎な意味を補完するための空虚な身体に何度も行き違うもののために自らを仮象に変え、変化する善悪に変換されるために包括される関係に制度を打ち出し、堕落した意識のカンバスに描かれた形而上的なニュアンスを含んだ夜を産み出すための恋人たちは、行為に潜む善意に補足されるものだけが、自らを確かなものに変化させ、そこで説き伏せられる正しさが乱立し、管理されるためだけに同調し、同じ位置で同情しているかのように過剰に反応し、自らがものからはみださないように、はびこる悪意を吐き出すバビロンの適当な餌として備わる意味に捕獲されるための偶像として、あらゆる災害を生み出す概念的な悪意が排泄を繰り返し、排他する意識は、水準を狂わす者に取り憑き、身動きもとられぬように仕組む間で垂涎する幼稚な意識に媒介する貪婪で鈍感な獣として生きる。誇示する間に接続される正しさ故に過ちを犯すのでは無く、若気の至りによって寄りかかる意味に反するのは無く、そこで生み出される絶対的な正しさである父に立ち向かい、母の元へ帰還するための最終戦争を行い、構築される正しさなどは、絶対的な正義では無く、そこで犠牲を孕み、ランダムに処刑を繰り返し、空疎な自分をとがめるために誰かを虐めるのであり、あらゆる行為とは、善悪から離れない限り、そこで陰りを生み出し、怪訝な意識が正式さを謳いながら、長らくに補足されるものなどは、普通を中間地点に持つ限りに、持たされる義務ともたらされる意味の中で病むのである。闇夜に吐き出される動植物たちのディストーションがある一定のリズムを破壊し、感覚を麻痺させるほどの静寂こそ、いちばんの轟音であり、絶望という贅沢を堪能し、駆逐された後に残るものすら無くなる後を追いかけるほどに、存在とはまやかしの中でカタルシスを求め、意思を破壊するための下界のセレナーデから、険悪なものがそそのかし生み出した懸隔から、陥落するいっさいに悲鳴を上げ、ミメシスを続ける虫たちは、自らを守るために模倣することを余儀なくされることにすら気付かずに、ただ何かと同化するためだけに、何かに依存し、自らを補完するために、存在意義を確かめるように、同一化を行い、自らと同化するものにすら浸食し、自らを強調するために利用されるものが朽ち果てた後に起こるものすら無く、ただひたすらに同化し続けることだけに充填される現実などは、幻想に過ぎず、そこで償いを求め、過ぎ去るものに誘致されるものが生き返るための呪文を綴る意識的な公約から、行為は引き出されるものの影に隠れ、自らを攪拌し、そこで与えられた存在すら、自らの手で駆逐し尽くすような等差を生み出すための模倣は、カタルシスに至るよりも強力な力を与え、自らを昇華させ、すべてを飲み込み、自らを隠し、強調するために、自らに権力を与え、違うものを壊すためにむらがるものを破壊し尽くし、続く限りの苦悩に継続される契約を飛び越えるために、いっさいの権限を破棄し、模倣される者に縫い付けられ、罪を背負わされる前に逸脱する。