昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

形式的な夜


 すべての罪とは作られた過ちであるし、やがて渇望する思いは、ただ対価を求め、同じような罪を身に纏い、ミニマルに沈むしじまから、散漫な動機とドライブしていく一過性の罪を積み上げ消去するようなテトリス的なロジックを用い、有する価値がカタストロフと分裂的なギミックに消費されるような商法から、市場的な価値を操作するようなトリックを用い、用いられる物事のいっさいを搾取するための一党独裁的に締め付けられた市民が謳う革命も、いずれかは同じような罪を重ね、同じような権力を引き連れ、誰かを抑圧するための歌をへたくそに歌い上げるのだろうし、老化するだけの身体を引きずり、卑近なものを崇めるだけの数十年などは未熟で短いものですね、と遠のく意識の彼方でノックする君の純粋な巡礼すらも否定することのが美しいから、尽くされるような愛が愛しむことを忘れた間から、愛とは、ただ編集されるために収斂し、散々な原理にもとづくエゴこそ、エゴたるものである、という勘違いから、何かを独占し、率先して抑圧するための権力に手を貸し、短絡的な同化を終え、プロセスをむしばむためのウイルスとして、原理的な暴力を扱うためにあつらえられた力こそを位置的な過ちを加工し、改善されるために、体外に果てるだけのことばのいっさいが歯がゆく蓋然性を破壊し、虜になる利己的な自分と、理想論や現実性を飛び越えた辺りに徘徊する論理的な敵愾心や、いっさいに果てるだけに満たない自己をとがめるほどに、跳躍できずに、その場で這いつくばるだけに終えるし、横暴に示されるものに閉め出され、遠のく意識の中で儀式的なものを続けるつたない意識に鬱積していくものなどが、抑圧する限りに憂鬱を生み出し、治らない病や、過ちを生み出し、奪い合うだけの精神の中で計測される距離感などは、虚偽を生み出し、うそぶくものが、装う価値の中で予想通りの役目を果たすだけに透過しない思いは、何かの通過点であるために、加点されるためのテロルを共謀し、自らの凶暴性を加速させる。罪とは凶暴性を生み出すだけの影である、とたんたんと語る君をむしばむような暑さの下で、物事を物として崇めるほどに、ほとんどの価値は罪に変わり、自らを傷を癒やせずに、配下に下る快感から、原則的な潰瘍をかきむしるための機能としての腕や、悔悟をため込むための空虚なこころが許容するものなどは、何かを否定するために一度何かを受け入れ、経過するほどに偏りを示すための機能としてしか役割を果たせずに、世界を狭めるための闘争から、相当するものなどは、統率されるために水準を生み出され、惰性にみちびかれるほどに加算されるものが、自らに重圧を与え、圧壊するために責め立てるような技法から、犠牲的な精神は、トラウマをかかえ、自らの矛盾したマントラの彼方で永遠に反響するものが存在を定位置に置き、定理にむすばれては、断続する今を現実のように捉えるほどに、今とは欺瞞にみちみちとし、裏切りの緩怠から、均等な余地が生み出す幼稚なファシズムの分針に突き刺され、時間の中で被害者として生きるために加害者を演じ、同じような罪を同じように感じるべきだ、と抑圧されるほどに、抑鬱していく精神は、敬神に浸り、至らぬ自分の証拠を破棄し、ただ崇めるほどに認識していく存在との深まりを感じるほどになれ合う価値は、果たすべき義務を謳い、用いられる罪を解消するために昇華へと至らせるような祈りの間にも罪を思い、罪を用い、快楽へと至るために罪を追加し、罪を重ねる。ただ現れる罪とは、用いられる罪により増していく快楽の傀儡としてうごめき、無尽蔵に現れるものに修復され、祝福などを謳うほどに苦悩が邁進し、慢性的な痛みを敷衍させ、いたわられるほどに、幼稚なプロセスの独房に入れ込まれ、混同していく意識は、何かとの混交を続けるほどに、行為に追従し、通常などを謳うほどに、幼稚な意味のロジックに閉じこもり、倒錯していく意識は、錯雑とした観念の中で比率などを用い、構築される罪の膿を突き刺し破裂させるために正解とは持たされることにより、自らを苦しめるための罪を復習させ、同じように輪唱すべきだ、とうながすような独善的な毒性で、自らを麻痺させる。がんじがらめの精神は、からまるほどに自己愛に耽る。あらゆる定理に基づき、提示された罪を敷衍させ、押し上げられずに、ただ抑え付けられるほどに反発しようとするのが、生命であるし、抑圧されるほどに理性とはそこなわれ、そこかしこに暴力的なものを措置していく。