昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

高次の闘争


 存在の軽さにとどまり、自らの軽薄さを嘆くような短絡的な動機との同化を終えるために折り返していく存在から引き離され、卑近なものへと転化していくだけのプロセスを超越し、ここでの苦しみをすなどるだけの連綿たる痛みを通過していくために絶えず巻き込まれる妄想から放たれ、延々と施錠される瞬間を開け放つべき自己も聡明な時にくすみ、空虚さを浮薄にまとうだけの思いが思い出を漉しては、蒼然として立ち尽くし、苦痛にゆがみながら、陰と陽と陰鬱な証拠と、衝動的な起因をかさね、価値観にほふられるための現代的な闇が生み出すためらいから、突き刺されるための感情は、多面から安易に暗示されるものを受け取るための空虚な箱として備わるだけの世界を、世界として認識するほどに、自らの空虚さに気付くというリフレインから、出現していくものなどは、認識せずに、概念を持たなければ、存在することすらもできないのであり、孤独を俯瞰にかかげるだけのエモーションが綴る慟哭から、奴隷と化すための質感や、失望によいしれ、ここで復元されるものがまとう狂気から、虚偽を重ね、位置的なものに転化していくための一瞬に費やされるものが打ち出す悲劇から、のうのうと進むほどに啜る先々で対立を加えるだけの延命から、宛然と長ける一瞬は、永遠性すらも知らずに、その場で朽ち果てることを永遠だ、と信じているのであるし、あらゆる意味に背きながら、敗者として歩く彼女らの卵巣におちいる主観的なアノミーや、空席を埋めるための教育が生み出す保身から、補正されるだけの時折などは、時間というものを持った途端に老いるのだ、と惰性にみちびかれるための物語が用いる多面性により、分裂していく意思は、意識する以前に、ここで感じられぬものすらも受け取ることにより、瞬間から乖離し、理解を得ようともがくほどに増していく苦しみをクリアできずに、出来合のものが謳う信心から、心象とは、そこでそこなうものを埋めるために現れるものを現実として受け取るほどに醜いものへと変化していくのであり、そこで増していく苦悩は、空腹を埋めるためだけに修正される瞬間に従事し、徒に過ぎていく瞬間を持続させるために用いられた時間から放たれるべきは、死しかなくて、とさまようかぎりに死とは超えられないものになり、そこで怯えるための蓋然性をかかえた壁に変わり、機械仕掛けの思いに攻め入る生命的な終わりに敵意を剥き出しにするために生み出される汚穢として、存在を飼養するための思議から、下層を這いずりながら、原理的な清貧さをもとづくカオスが加速し、そこで求められるものや、そこで悲観するほどに関するものに馴れ合いながら、飼い慣らされていくだけにおぞましいものをまとい、自らが生み出す恐怖がやっていくるのだ、とふえるる夜に要理などは死滅し、深層心理にはびこる悪意に囲われ、革命的な夜に繰り返す悲観的な遊びから、暴走する真理が侵攻し、こころに浸食していく空疎な自己を悪に染め上げるための闘争が続く。つたない思いが追憶にひしめき、悲観的な叫びを煽るようなしあわせなどが、あたかもしあわせそうに笑うほどに孤独とは挿入され、自らを犯すのでである、と悪魔的な呪詛を続けるルサンチマンを製造するための工場で働くドメスティックな奴隷が一貫して挟み込む恐怖にもてあそばれるだけの宣伝から、改善できずに、引きずる伝統とは、ただアナクロニズムにおちいり、自らが受け入れられないものが経過していくほどに軽薄なものを崇め、枢要なものとして高めるほどに、軋轢が生まれ、定める位置に与えられる権力は破壊するための破壊を用い、求められるものすべてを破壊し尽くしても尚、破壊し足りない、ともがくような性質的な破壊者として、破壊するために生まれた基礎として、何かに報復し、屠るために生まれた者のさだめのために働き続ける幼稚な意思のリズムが用いるタナトスこそを破壊し、利便性を謳うだけの便宜から、権限を用いる以前に、ここで応用され、応答するものなどが与える悲劇を乗り越えてこそ、ここで超然と立ち回る我が築いたものの哀れみすらも超越した先で越権し、用いられる権力とは、与えられた力にだけ従順なだけで、何かに対して働きも加えずに、自らを破壊しそうになるような暴走した思いを外や他者に向けて、ただ純粋に破壊するための権利である、と叫ぶような幼稚な誘致から、有する価値などは、カタストロフを生み出すだけに満たない。