昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

断裂

ずんぐりむっくりとした希望だ。だれもが社会性をうたわなくなって、監視し合うほどに、黄ばんでゆく精神は、進化を途絶えさせ、陰湿なものをかかえ、嫉視するだけの連中が、否定的に腐敗する夜、近づくほどに頭痛は続いて、つたない記憶が縫いつける予感や、有する価値の家畜として、正義と普通を吐瀉する奴らがすれ違う、安易なアンチテーゼや、カプレーゼみたいな血の塊や、短絡的な意思をスイーツに変え、倦怠期の夫婦みたいな犬や、暗澹とした星の悩みや、誘導されるだけの、依存的な身体が滅ぼす空間や、簡易なものを持ち上げ、偶像崇拝を続ける幼稚なギミックや、即座に束縛される僕らが暴走する深度や、有閑にひそむ悪魔や、勇敢なほどに、悪意とは生まれやすく、たやすくなにかを滅ぼすのであり、あらゆる原理を屠るような夜に備えられた血が、変節した死を超過し、追憶に馳せては、まぼろしを愛するようだと、蛇行する意識は、ずっと不感症のままだ。