昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

健全

便利なもんなんか、そないに必要ではないし、もとめること自体が、邪魔になるわけであって、その場でわなないて、ただ泣いたって、おなじ分の質量や、時間やらが、やかましく迫り、法がなんやって、今を責め立てるし、無限を持てば、際限ない欲を加速させるか、あればあるほどに、退屈を加速させるし、あらがうほどに、与えられたもんに苦しむだけであって、惨めやなんやって、君は嘆いてばかりで、健気さがあらへんから、あらゆるもんが邪魔になって、情報の疎ましさに耐えられんくなるのに、空腹や空虚やらが、今を責め立てるわけであって、君を愛するという苦痛を、普通やと思うほどに、横柄な苦しみは今をいたぶるし、いぶかるほどに、貶める輩が、際限なく現れて、自らの惨めさを癒すように、誰かをおとしいれるんやから、かなわんなって、無くしたもんばっか追い続けるから、そこで老いてくだけなんかいって、一貫した苦痛は、普通の再現であるのに、そこで用いられる普通こそが、苦痛の正体やのに、依然として、中身がないものを保つために、張りぼての街はすぐさま朽ち果てるし、マネキンの人間や、菌体である私や、駆逐されるだけの精神や製品、機械による支配や、さびれた喉、魯鈍な真理が立場を利用し、なんか騒いどるけど、知ったこっちゃない。