昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

続けることで蠕動する命

加工された品位も無い夜。引き出される思いは、卑近な襞につつまれ、覆われるほどに、応じる思いは、答えを枯淡になびかせ、バビロンに吸いこまれては、魂胆を破棄し、同じようなほほえみで、あるいは、同じような価値の揺籃で眠り、道化として、同化することを真実として、措置される思いに配置された後から迫る苦しみを空間的に消費して、商品的な過ちから、あいまいなマインドは、毎日を束縛しては、諦観に追いやるだけだし、出し抜けることばかりを考えては、体裁ばかりを気にして、アカデミックな奴らはテレビジョンの中で磔にされていて、どれが真実からもわからずに、知ったようなことを語るし、語ることの重さを知らないから、自らの言葉で窒息するだけに至るような世界性から、ひずむ衝動性は、思春期の者どもを露骨に檻に入れ、折檻するだけに至らせるような簡易なソサエティーを破壊するために創造し続けることを知らないから、続けることを、愚かなことのように語るような魂胆から、簡単に消費されるだけの物としてしか存在価値を見出せずに、そこで商品と化すジレンマを認めるために、自らに価値を見出すことの誤りから抜け出せずに、惰性に制される間に、ここでの価値とは、まやかしに過ぎず、満ち足り無い欲望の住処で、支配下に置かれる君の身体は、落伍者の性的な道具として、若ければ若いほど、幼気なほどに、乱雑に扱われる先に待ち受ける苦しみすら麻痺し、人間性の終わりだと、汚穢を書き込んでいるだけに満たない幼稚な支配から、成敗されるためだけに、耐えなければいけないかのように示されることから逃げ出しても良いことを学ばせなければ、ここでの苦しみは解消できずに、次に来る苦しみを次の世代に与えてしまうことにならないように、ここで慣れないように、成し遂げるために、無いはずのものをひっくり返し、悲観的におとしいれようとするような夜から盗難した始まりをつぎはぎながらも続けることにより、ここでの価値は、よりよいものを弁証法的に引き出すのではなく、自らを乗り越える辺りから、超越を知り、引き伸ばされるための生命の価値を求めるよりも、この瞬間をよろこぶために、あるいは、永続する笑顔のためだけにためらわずに、愛を語るべきであり、次々に襲いかかる不安を迎撃していても、そこでの苦しみは解消できぬし、妥当なものを追っていても、低劣なものに支配されるだけだし、打算的に愛しても、加算される空しさは解消できずに、愚かなままに年老いて、愛することを学ばずに、瀰漫する不満足を大量に摂取し、あたかも生きてるかのように示すことが、生きてることになるだなんて、と後悔を引き伸ばすためだけに、老いるのかと、感覚を麻痺させ、あたかも生きてることを謳歌しているように示すための投稿から、淘汰されるだけに至るのだと抵抗することを辞め、ただ短絡的に同化することが、生きてると語るのならば、この馴れ合いから離れ離れになり、自らの静寂に帰り、何が必要かを考えることを学ぶべきであるし、あらゆる根源は焦げ付いていて、凍てついているし、インモラルな衝動と同化するほどに、ここでのイメージはそこなわれ、そこかしこに現れる者に吸収されるためだけに存在していることが、生きてるなどと語るならば、この命などは軽いものだと、軽薄なものに指図され、あたかも生きてるかのように示されることだけが、答えならば、この命などは、はじめから存在しないようなものだ、と。