2019-03-01 宿命的なものの家畜 アルカホリックな者が 媒介する家庭では、 確かな破壊音だけが ひびきわたる。 世界とは、 罪のない刑務所であり、 卑屈な論理が 創生したものにより 編み出された 卑近なものが横行し、 断続的な苦しみを徘徊させ、 原理的なもので 絞殺するための、 大きな、ただ大きいだけの箱であり、 つめこまれた意味に ふくれ上がる疎外感により、 恍惚とした罪を、 偽物の罪を緻密につみあげ、 あたかも正しいもののように 示されるものの奴隷と化す。