昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

かぐわしい午後

もぎたての清純、星座の後にはめ込む音と、数多の雨にゆらぐ清貧な夜、窮屈な二人の愛や、関係にもちいられる連帯感や、刹那にぬいつけられる言葉の影や、挫折感に根ざされたことごとくが、神経を奪いながら、長らくにせまる論理的なものの消失から、伸縮していく思いは、殺伐としていて、低劣なものを用いながら、内面化していくものに応じるだけの日々を跨ぐ。日々を跨ぐにつれ、ずれていく感覚は、罪を還元し、理想を謳いながら、今に迷いを生み出す。堪え難い瞬間に現れる理想から離反し、ミニマリズムに覆われた、瞬間から移行し、罪を組み込まれた海に溺れずに、横溢していく思いにせまるシンドロームや、にせものがひしめく世界への思春期的な抵抗や、吐露されるものが引き出す苦悩やらが、体系的なものを生み出し、今に引き出される苦痛は、頼りないものを体系化させながら、組織的な権力に引き込まれていく卑近な君は、悲観的になりながら、頼りない現実に抑圧され、自らを不自由に変え、不幸な者であると、自らを攻め立てる。