昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

警世の歯がゆさ

蔓延する痛みも、円満にならへんのかいなって、難癖つけるだけの、あの子らが唾棄するもんが、妥協とかを謳うしで、しいたげられてくほどに、増してく苦悩やなんやかんやが、テクノロジーの呪いや言うて、鬱鬱としたもんを撒き散らして、ままならへん思いによって、蓄積される苦痛にあらがいもせんと、あらゆる原理によって、理解とは遠ざかって、回答ばっかり求められて、とめどなくあふるる思いは、誰かに触れるほどに、汚されてしまうわけで、さもしい思いが啓くものが、正義なんかを語るから、制御不能になるわけであって、どれもが、なにかの奴隷であることが、なにか正しいもののように語られるから、勘違いを生むのであって、生まれても尚、踏まれていく思いは、ぺしゃんこなわけであって、そこかしこで分け隔てられる私たちは、ただ立場なんかを用いて、縛られるだけであって、がんじがらめの精神は、肝心なものを忘れて、時間に追われるというよりも、時間に収まり、自らを見失い、醜く変化させるだけやから、依然として私たちは、蓄積していく苦悩から逸脱できんと、均等なもんなんかを、何万回も同じように構築しては、それがあたかも正解みたいな顔してさ、裁くことに快楽なんかを感じてさ、なんかあらゆる悲劇を演じんねんから、わややな言うて、刺激的な夜もおまへんから、すぐ寝てもて、なにが変わるわけでもあらへんから、あらゆる幸とは、なにかに左右される限りは、自らのしあわせには気づかんわけですし、しあわせですら、分別されるわけですから、我が物顔で迫る醜い価値なんかが、価値観なんかを押し付け、なんか正しいような顔してさ、散漫な明日に、正しいものありきみたいな、普遍性を押し付けて、怖気付くべきやと強制しよるし、寄りかかるもんの重さに耐えかねんしで、しどろもどろになる思いは、ドロドロになりますし、不味いもんばっかですし、出来合いのもんばっかやから、お目当てな君を神として崇めるよりも早く深くに突き刺さるような、真理よりも鋭利なもんを育てるわけです。