昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

差異と花

何もかもが足りたいと、たよりなく呟く君の犠牲的な真理に基づく、独善的な迎合により、寄りかかる真実もうとましく、何がまともかすらも分からぬのに、すがり続ける先々で孤立する所以に相似するだけの出来事の合間で換算されるものが、差異などを用い、災難などを謳いながら、誰かを騙すような行為に足枷を嵌め、羽交い締めにされた精神は、卑しくも募る先に、解放などを求め、自分を縛り付けるための矛盾を用いて、自らが求めるものにより、不自由になるための希望などが、今を駆逐し、破滅に追いやるための理想から、ためらう思いに戸惑い、総和できずに硬直し、協調性などを謳いながら、奪い合うだけの理想は、理性を失い、度重なる暴力の奴隷になり、担う意味はただ破壊するための定理に基づいて、裁くことで悦に浸り、誰もがそこで疎外され、理性などを保とうとすればするほどに、互いを苦しめ弄びながら、求め合うほどに、互いを恨むことに専念し、どれだけ可愛いものも、老いてすがるようになり、ただ憎しみをぶつけるための対象になり、そこで愛すべき矛盾との対立を深め、複雑に傷ついた精神は、成否を失い、ただ虐待するに甘んじるような帰巣から、心理は切り刻まれ、鏡像を破壊し、ただ純粋に破壊するためだけに、対象を死へと追いやり、自らの不安を解消するために、憎しみを放出し、誰かにぶつけられた苛立ちは、確かな殺意へと変化し、世界自体を憎しみだけで成立させる。