昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

凄艶な住処

宦官どもが遡求する理由を強要するだけの、権力的な兌換から、独占するために擦り寄る君の傲慢さに還元される理由などに利用される人々が、幽霊みたいだねと、未来から来た君は、機械的な理想を共有するために、情報の中にしか存在しない自己を崇めては、正当化するために、等価を求め、付加価値などを謳いながら、たゆむ現時点に取り残されるだけの定めや、そこで強制的に孕むひとりの人間がなぜ力を用いて、何かを貸し借りしながら、度重なる痛みを与え、互いを恐怖に陥れていくのかと、加算される義務は、犠牲的な馴れ合いにより、ふかまる恐怖の虜になり、服従するようなマゾヒズムに転化していくだけの感染から、何かに責任転嫁し、加算される苦しみを利己的に消費しては、経過していく痛みの中で、成否を敬神し、何かに左右され、定めもなくさまよいながら、指図を受けぬ限りは、その場で立ち尽くし、自らを利用してもらうことを求めるだけの惰性な仕組みにより、憎しみは増加し、高揚することを忘れ、わずらわしい苦しみの虜になり、担う意味に司る意味を重複しては、さまたげられる思いは、未熟なままに成長したが故に、何かを正しいもののように崇めるだけの理想などを駆逐し、自らの理性を保つために、弱者を狩る弱者を眺めては、みすぼらしい闘争に自らを投下するよりも、より良い理想を謳い、自由を共有するために強者に対する一揆を企てるような快楽的な暴力装置に扇動されるよりも、静かに動くものが、時間という概念すら持たず、理想を破棄し、ただ改善するために、独善的に遡求する者を蹴散らし、形骸化するだけの権力の中での構想を燃やし、ただメタフィジカルに内臓を腐らすだけの、複製された真理のオブジェクトの生成をサポートするだけの不穏なファシズムの感度により、極まる精霊たちの、恒常的なアクメにより、真意が破壊される前に、愚弄を続け、ひたすらに我儘に通り過ぎる私の酸化していく微笑みの外で、すべてを超越し、もたらされた死を克服する。