昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

横柄なものの輪唱

行きすぎるだけの価値、枢要な君を捕食するだけの人々が交差する四季、バラバラになった君の身体、正当性すら潰えた夜、遊離する精神をひたすらに介錯する感度、薄命な時にすがる瞬間的な躍動、カラフルな時を刻み、自堕落に流布する感情のリフレイン、因果律に反し、口内が酸っぱくなるような胃からのトキメキがこぼれる恋の行方、加速する思いが重なる瞬間には、宇宙の始まりくらいのエネルギーが現れているのか、と詩的な思いが加速し続ける先では、爽やかな風が延々と夏が強まるほどに、風は強くなり、自らの思いを運び、物理的なものに反して、はびこる悪意を伝えるバビロンの妻たちの悪そうな顔を眺めて、苦しむ君をなだめたり、なごんだり、なだれ込む季節の末期的な病と過ちの化合物から加護するために、私とは産まれたのか、と君が産み落とした爽やかな愛が加速しては、さまざまな思いがざわざわしながら、さんざめく思いが時折に織り込まれながら、強靭になって行く思いが機械的な思いを超越する。実際に現れるものも過ぎ去れば、現実味もなくなり、そこにあったものなどは、底なしの無に吸い込まれて行くだけのブラックホールかなんかに変わるだけだ、とニヒリストは、アンチテーゼなんかを掲げて、全知全能ぶるから、モーゼみたいに海を割って、空中浮遊しながら、自動的に歌われる言葉の禍々しさに酔いしれながら、誰にも揺動されずに、自らを動かし続けることに専念し、捻出される思いの儚さにゆらぎ、その刹那に誕生する孤独な観念が虫歯かなんかに変わり、神経を破壊し尽くすあたりから、新たな生命が生まれたりなんかして、奪われた日々を取り返すのでも、取り替えるのでもなく、ただ飛び越えるあたりから、すべてはまた暖かくなって、君を愛しているフリは辞めて、自らに帰り着く間には、歴史も枷になるだけだし、保守的な偽装が、今の捕囚として、意味の中で拘泥しているだけに満たないあいまいな理想なんかを蹴散らして、形骸化する前に形容されたものに不信感を感じるし、与えられた意味なんかは、至極あいまいなだけであり、現れた答えなんかは、正しくもないし、これっぽっちも信用できないし、誰かはなにかを利用するために、誰かを利用してばかりいるから、答えなどは、まがい物にすぐ変わるの、だ。