昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

秋雨

太陽の内側で孕む汗、記憶は星の香りを伝え、端々にはいろんな色が投げかける苦痛を証拠に、この命は引き伸ばされているのか、と惰性で天をアイスクリームを舐めるみたいに嬲る隙間から溢れる雨が、まだまだおぼこく、やせ細った木みたいな連中が支配するこの国の良心なんてものは、はなから存在しなくて、くたびれてがんじがらめになった奴らが自覚することもなく、与えられたものにより、私腹を肥やしたり、至らない自分を美化するためなんかに利用されているだけの女々しい気分をカタルシスに至らせるために、スクエアとして生きるのもありか、とありがたみすらもなくて、すらすら打ち出される言葉は打算的であるし、ここで与えられる影響は、脅威を感じては、今を手懐けるか、踏みにじるか、しかできないでいるような屍でしかなく、過信したりして、進化もできないで、もたらされる罪を愚かに信じているから、バンダリズムなんかに至り、快楽的な爆撃機により破壊された遺跡や文明の功績なんかが、悲しそうなチリやホコリに変わるころには、言葉は死滅して、皆はこころから、こころ中で会話して、裏表もなくなり、ここで合わさる日々は、ただ愛などを謳わずに、ただ確かさを枷に、今を締め付けることもなく、徒らな消費から解放される。