昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すべてを乗り越えた先にも先

世界を終わらすためのコードを考えついた親ガラスが鳴き荒らす朝、仕分けされた感情にサフランをまぶして、ゆれる木々とたわむれる至極の時折になびく思いが、思い出なんかを破棄して、感覚だけで旅立ち、たちまちに竜巻に巻き込まれ、四肢はバラバラになって、頭もどこかに行ってしまったけど、まあいいか、と諦めて、ひたすらにたそがれる結末は、いつも晴れ晴れとして、君と離れ離れにはなったが、自ら選んだことになんの誤りもないし、そこかしこで弊害は生まれるし、正解は無いし、快晴であるから、まあ良い、それが良いし、酔いしれる今にも徒然なるままに手繰り寄せた日々も暑苦しく、厚かましくもあるが、もたらされる幸福は、不幸などをはなから思わないし、与えられたもので簡単に満足しないし、しなびても、華やかに散るのが、この命の役割である。君たちは、若いだけで何もないが、歳をとったからといって、何があるわけでもなく、たとえ何かを持ったとしてもだ、必要なものは増えるばかりだし、確かに感じ取られるものは、ただ増えてゆくものの重みばかりである、とルサンチマンカタルシスに至るためにリリカルで簡易な魔法を唱えては、手広くやっては、バビロンの中で捕食者として生きているようで、実は搾取されてばかりいる。悪趣味な奴らには実体などなく、じっとしていられないから、苛立ってばかりいて、自己犠牲を騙り、自己愛により増え続ける承認欲求の鬼と化した者どもが、卑屈にすなどる位置的な商法により、情報の盗賊化した民衆の間に備わった均衡は崩れ、終わらない戦争へと至らせるためのファシズムが加工した世界に代償などを謳うだけの低劣な企みにより、脆くも崩れ去るだけの世界に迫る疎外感により、安易な考えが孕む背景にそぐうものとして、即座に補完される満足の虜になり、終わらない欲を膨張させ、自らを乖離し続け、システマチックになるだけの馴れ合いが呼び覚ます真理により、尊厳なんてものは排除され、マニュアル化した精神が孕む忌々しい思いが従える罪により、自らを書き換えるための罪を加速させ、自らに枷を嵌め、世界性を狭め、センチメンタルに至らせるだけの世界から放たれ、孤独に茨の道を進む無知たる私は修羅を進み、観念を啜る毒虫たちが描く真実を燃やし尽くし、自らが描き出す真実により踊り出す君たちも薄気味悪く感じるから、自分の思い通りに動いて、ひたすら進んだ後には、晴れ晴れとしたものが、延々と世界自体を照らすような生き方を孤独に追求すべきである。