昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ぶつかる

麻痺した感情が続々と連なる。果てない私欲が立てたアンテナにより感化されたフリをして、感覚すらも失われ、さまよう君、折れた翅で羽ばたく音も殺伐としているし、焼けた肌から香る饐えた匂いが氾濫して、はびこる思いが悪意なんかを呼び覚まして、この引き伸ばされた日々に模倣すべき愛すら潰えたというか、愛するということに鈍くなり過ぎた幼少期から敷衍していく思いも鬱鬱とも重なり、加算されるほどに参画する連中の思うツボになり、リンチされるために生み出された罪のいけにえとして祭り上げられる君が捲し立てる言葉の真裏に住まう虫たちが踊り出す蒸し暑い春の始まりで弾ける裸婦像や、夏の紫外線にいらだち、短絡的な消費を繰り返す私たちの煩わしい保身なんかが継続して、資産価値やら税金やら臓器なんかが飛び交う社会という閉鎖的な檻のような自由な市場で、柔軟に判断することだけが自由をも超越して、長じる所以なんかが大成したり、退行したりしながら、しなびても尚、縮まないようにひつこくすがりついて、はびこる思いが抵抗を加えて、今に覆すから、と途端にひるがえして、退嬰的な者が引き連れる価値なども、所詮はそこに収まる物でしか判断できないから、勝手にいらだったり、過渡期だ、と騒いだり、のらりくらりと、飲み歩いたり、自分さえ良ければ、と騙したりすることが、人間らしいのであり、誰もが善悪なんてものから抜け出して、命ある器から脱するための死をも超越したあたりには、求めることすらなくなり、そこで関わるほどに絡まる全てを引き剥がして、そこでまとわりつく所以がついてきやがるから、簡単に突き放し、簡潔に別れて、誰もいなくなった後にこそ、全ては円滑になり、光り輝くのであるから、頑張ろうとかいう簡単な言葉にだまされ処理される前に修羅へと旅立ち、途端にスピードに乗り、能動的であるために、定めなどで誤魔化さぬように、過信ばかりして、かんじんかなめなものを見逃さぬように、と徒然なるままにあるがままに、と簡素な生活の中にも不潔なものや、不快なことであふれているし、書くこと以外はめんどうであるし、ほとんどはどうでもよいし、どうにでもなるから、どうでもよいのであり、どうにかなるものなどは、どうにかなる範囲のことを、どうにかするための範囲内でしか働きも加えないし、そこでの目的などは、その目的通りにしか動きも加えないからこそ、どうでもよいし、そこで関係するものなどに、関係すらしたくもない。