昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

折り畳まれる命

誰かの感情に支配されるなんてムカつくし、誰の声も聞きたくないから耳を塞ぐ。見たままの理由を捕囚に変えるために争う御霊、配膳される理由を無知なままに食べる動物たち、管理下に置かれて、冷然とした地球と決別し、宇宙へと旅立つダウナーな神、リーディングされるバビロンの過負荷を悲しむボブマーリー、輪廻転生の根を断ち切るための包丁を研ぐ鬼婆のカタルシスをふわつかせるために、生殺与奪を繰り返す人生の回路をショートさせるための過負荷だったのか、と納得するボブと私の刹那、バーベキューをしている若者たちの魯鈍な声、ボサボサの頭で眺める景色、見透かす君の気配が牛耳る予感と、数限りない意味を内服させ、あらゆる悲劇を生み出す定めだとかを促すセンチメンタリズムをセメントで埋めて、セオリー通りだとかいう催し物を超越して、寂れた精神性が描く世界線から解き放たれ、消費的な彼女たちがうごめく生涯最後の夜、自分の最高値を更新し、現在を再構築するための多様性なんかに囚われないために、誰かが謳う道理なんかを飛び越えて、何かたる所以や、何かであるためにあつらえられたものが促す意味から飛び出して、惰性でつらぬいたいびつなものからはみ出すために、この意味もないものを延々と敷衍させ、腐敗した神話などが促すうそいつわりなどが培ったものを何度も上塗りしながら、長いだけの価値が蛇行し、一貫した意味を観測しながら、簡素な意味を紡ぎ、つたない一生を放置しながら、この永遠に制限もなく繰り広げられたものが包括する一切が狡猾に混ざり合い、リンクする先々で気配もなくもたらされるものが、平均点や、兵器利用を促しながら、即席の理由が促す意味が枝分かれしては、散漫な儀式に到達し、自らをいけにえとして、曖昧なものに到達する間に、淘汰されるだけの日々で問いただされるだけの忌々しい事実に起算され、改ざんされるための骸と化する間に吐瀉される真実が土砂降りになり、濡れた身体が冷え切り、比喩されるものや、揶揄されるものに卑屈になる合間で、怠惰に塗り替えられ、濫觴するものがもたらす信仰心などに騙される。憎しみを調和するための潤滑剤を吐き出す政治的な奴らの世界観が織りなす罪の模倣、選択権すらなく、形式的なものに攻め入られ、センセーショナルなものすらなく、そこですがるだけの私たちの惰性なひらめきなどは、ただ一貫した儀式的なものに、意思を奪われるばかりだ。f:id:jibmfmm:20210616072511j:image