昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

迷妄

結末はいつも不安定で、意識はクラクラするし、一生懸命な君も、憂鬱に行方をくらまして、幾重にもからまる君の孤独な呼吸、故郷すらも持たずに、保たれる予感が不信感をかき消すほどのサイレンがけたたましく泣き叫び、現時点を捕食する余韻がインタラクティブになり、担う意味がケミカルなものに汚され、イリーガルな街に浸食される精神が静謐な道理がリリカルに消費されて、短絡的な顛末になびく有意義な思想を手を器用に動かし爪弾いて、ひっきりなしに迫る窮屈な理想を押し上げて、この精神には制限なんてなくて、ここでなくしたものなんて、即座に消え去るだけだし、惰性に去り行く意味合いに似合わぬ価値なんかを偽装して、犠牲を生み出すだけの社会を保つ云々と促す傀儡たちが生み出す政治が、この世界を退屈で窮屈なものに変えるし、中央に集まる権利が、自らの保身や、自分のためだけに動いて、誰かを抑圧し、誰かの大切なものを奪うために働きかけるものにより暗鬱さを加速させる最後の時、確かな愛すら敗北感に汚れ、誰かを蹴落とすためのシステムをケアして、形骸化した理想を蘇らせるための儀式を繰り返し、ゾンビ化した世界の性質とは、弱者を見つけ、いじめ倒すことでしか、自らの苦しみを消費できないような間柄を破壊し、自らの価値すら外から与えられ、当たり前のように消費されていることに気付くべきである。