昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

愛とか革命の日々

夕方のちょうど真ん中をにらみつける。よく見ると世界は実は綺麗なもので、問題とは外からやって来るばかりではなく、問題を見つけては、自らをいじめてばかりいる君、君をいじめる奴なんか居ても良いわけないし、回答を待たずに逃げ去る君の後ろ姿、うるうるした目玉でケーキを食べる彼女たちの貪婪さに街は破壊され、被害妄想に苦しむ彼らの女嫌いが気持ち悪いし、やがて来る死を乗り越えた後には、奇跡的にまとまる意味を飛び越えて、吹き込む風の愛らしさが敷衍して、意識まで響く君のケミカルな笑顔や、クリミナルな奴らに反して、はびこる悪意があいまいに嬲る世界が迎合する罪が、セーブもしないで、死に溶け込む間に、アイロニカルなロジックが迫り、攻撃性ばかりを蓄えた遺伝子が爆発的な肥大化させる怒りがさんざめき、直接的な欲望がひけらかす日々に、感覚的なものは損なわれ、ただシステマチックに終えるだけの日々は、堕落していくだけに至るのだ、と性悪説を唱える宗教的な人々の群れが報いを謳う間に、裁かれるためだけぬ供儀として出迎えられた者どもから放たれるために、ためらわずに超越するために、超人と化するまでのときめきと、猫の鳴き声がなびく部屋の片隅には、王も世界も社会も政治も神すらも不必要で、ただ生きることにより滞留する苦しみを一瞬で駆逐するための鋭い爪を研ぐ音だけが徒然なるままになびいていく。簡略化された生の質量と、何かにつけて決めつけたがる退屈な奴らの対価や、加算される先で淡々と交わることごとくが統合され、あたかも正常なもののように促す間から、あいまいに砕けて、空腹を癒すために愛する君たちの独占欲、かけがえのない愛が新品のままで、ままならない意味を蓄積する先々で尽きない思いが加速し、数々の思い出の風邪、なじむために、たびかさなる動機が絶えず結ばれる失われた夏に流れる荘厳な挿入歌、君の乳歯すら見られず、小さな手の中で確約された動機、悠然と現れる景色を眺める清潔な余韻が、インタラクティブに泣いて、空は弾けて、終わりがないものを終わらせる悲しみにより泣いていることを認めもせずに、のらりくらりと本質から逃げ回る。