昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

涜神の海

正しい信仰に導かれている云々と奇跡を摩耗させるだけの輩が示す信心により歪んだ今朝を愛するために、懇願するだけの世界とは色褪せてしまうだけだし、誰かが定める今などは、憎しみにつつまれ、誰かに何かを奪われてばかりいるし、いらだつ頭は無差別に誰かを傷つけてばかりいる。あらゆる変化を受け止めることもできない堕落した君の恒常的な腐敗、ランダムに膨らんだ影から生まれる処遇やら、果てしない帰路を塞ぐだけの暴君だとか、利己的な修復を求める強制力やら、火傷して焼け爛れた、いたたまれない恋の終わりだとか、悪阻により苦しむ彼女のシンドロームや、ここでの孤独が退廃的なモチーフを持ち寄り、より良いものなどは、瞬時に粉砕され、新たな恋の行方すらわからなくなり、猥雑な記憶の中で、雑多な面影を追い続ける先では、すべては年老いてしまい、浪費された身体を破棄する。はびこる悪意をバビロンが攪拌させ、曰く付きの言葉が示す短絡的で、無機質な日々から逃避し、盗用されるだけの安易で軽薄な論理を飛び越え、倒錯する意思が災厄なんかを超克して、定めや運命の靄などにより、見えにくくさせられた今の境目を掻き消して、迎合されているだけの真実を迎撃していくだけの戦車が大通りを通過し、叫ぶ市民を尻目に、与えられる勲章や、プロパガンダがうるさい午後、神の涙は止まらずに、凍てついた感情に降り注ぐ雷雨の中で篩にかけられ、簡単に処理される身体が、ガタガタと震えて、咎められるだけの日々に堕落して、システマチックになることが、普通であり、大人であるなどというまやかしや幻想から目覚める。浪費家たちが収斂する記号化された夢の中、まやかしの湯船につかり、あたかも幸せそうな顔をしては、不平不満なんかを延々と並べ、何かを拗らせているだけの連中が支配することやものにより、やましく閉鎖的で、かさばるほどに自覚する狂気にとどまり、瞬く間に屈折する自己が一貫した意味を忘れ、わずらわしく募るものを翻すこともできずに、今に真理を謳い、幼気なものすら奪い、簡易的な信仰に狂い、供儀として運ばれていく我が子を助けることもしないで、何かを崇めてばかりいる。懐かしむばかりで先に進むこともできない君は、過去にとどまり、自らの秩序を保とうとするほどに、自らを守ろうとすればするほどに、ほどなくして自壊し、自らが崩れ去ることを傍観し、忘我の果てに紡ぐ行き先すらわからなくなるほどに、成り合いや、馴れ合いなどから放たれ、あらゆる原理を超越し、自らの意思を放棄し、すべてとの調和を謳うよりも速く移行する。