昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

星の終わり

星の終わりに集約される約束、掃き溜めで潰えた正義のようなもの、犠牲的な者が吐き出す終末論には、耳を塞ぎ、切り取られた夢を育てるアンドレブルトンの後ろ姿や、アレンギンズバーグが見た、立體的な夢から飛び出して、四次元空間で、過去を捻じ曲げたり、今を改ざんしたりしながら、しなびた意思に平伏すだけの、構造的なものから抜け出し、加算されるだけの原理や理由から引き出される打算的な答えが、生み出す対価により、私たちは、踏み台にされるのだ、と、何もしない君が、ただ、陥る隙間には、確かな愛という、足枷もあるし、もたらされた罪により、曬された命や、追憶に瀕する曖昧な此処や、高次に至らずに、ただ、現れるものを、そのままに受け取るほどに、歪んでしまった理想がひけらかす思想や、騒々しい過去が生み出す虚栄や虚勢や、蓋然性を打ち砕く、巨人の手や、駆逐されるだけの忌々しい欠如や、口唇期に汚されてしまった君の末路や、殲滅されてしまった精神から流れる血、哀惜に比する悲しみを描く画家や、依然として、ここに用いられる苛立ちのようなものに、縛り付けられているだけの人々が引くラインなんかにより、排除されていくだけの、自由や平和なんていう、曖昧なメタファーの中で、加速していく理由や、不自然な今に絡まる月夜を撮り、明晰な悲劇を加工するための工場のラインの上で踊る、ネズミたちのしあわせそうな顔や、戒厳令によるサイレンが唸る原理的な余白に、降り積もる雪や夢。f:id:jibmfmm:20231123032130j:image