昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

要理

行方不明の記号を集める少女たち、光合成を執り行う生き物たち、すべてを断ち切るための力により、発光する自我、メビウスの帯を引き裂く野良猫の爪、偶像に補完される動機を癒すための医者として働き続ける狂気を拡散して、紊乱な焦土から生える、天体を破壊する花や、保守的な催涙弾が投げ込まれ、何も見えなくなるころ、物事に固執するだけの道理に反し、度重なる苦しみにより、屈折してしまった全くの罪、永劫を加速させる書物の中での逃避行を繰り返し、加算される原理や、あらがうほどに食い込む憎しみ、最たる意味を喪失し、真理との袂を分ち、行き違いになる思い出の波形や、形成された意味との和解、集団心理に投げ込まれる手榴弾、断裂していく瞬間に孕む動機が攪拌され、あらゆる道理が蓄積され、苛むだけの、慈しみの中で、境界線なんかを持ち出して、打算的な夢や誇りの彼方で、絶えず促される呪詛や、想念の操縦桿に乗り、仮想現実の海を越える、高次元の人類や、機関的な連中の末路や、有する価値により、偏るだけの、文明的な過ちの数や、幼気な我が子を生贄として捧げるための、構造に反し、犠牲ばかりを必要とする社会から飛び出して、外から現れる苦悩や、そこかしこで超越を繰り返す私や、雑多な思考により、病むだけの今に編み込まれた連帯感が打ち出した、答えという誤りから解放され、確かな意味を紡ぎ出すために、生き存える。