昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

心音

募る恋情の先に訪れる道楽や、フラクタルな影や遺伝子構造の螺旋階段をよじ登る、兵器利用される君、記号化された宇宙の心音や、ノスタルジーの圧力、原理的な修羅の複製品、依然として世界は、ダイヤモンドのような、ニセモノの煌めきを放って、正義の断面を、包丁で、少しずつ削ぎ落として、ラクレットのように、パンなんかにかけて、美味しくいただく権力者たちの構図や、過ちの業火の中、たゆたう思いが、韻律を降し、短絡的な摩擦や、余韻の青々しさに、復元されていく余暇の隙間に、チラつく現状のコイルを巻く工場での、重いため息やら、市場に絡まる陰鬱な症状や、厄災を謳う蛇に似た奴らが用いる、危害や被害、断裂した地表からこぼれる無数の目や、蒸れた湿原を転がる、羊の群れ、ランダムな消費衝動が呼び起こす世界の終わりや、この世の理に反し、度重なる罪の後に迫る空虚さや、潰えた追憶の破傷風や、爛れたジレンマが謳う憐憫が、呼び起こす慟哭、頼りない奇跡が紡いだ愛も綻び、退廃的な執拗さが迫り、サディズムクラッキングされた君の思考回路が、暴力装置として、世界中のネットワークを食い尽くす頃、孤独に和む優劣や、しぼんだ風船を食べる虫たちや、蕁麻疹に苦しむ化合物で出来た子供たちや、対比されるための日常が謳う普遍性なんかに、騙されないようにして、支配からの脱獄を終え、コンピュータの監視から逃れ、逃げ続ける先々では、絶えず襲いかかる憎しみの道具には、ならないようにする。f:id:jibmfmm:20240108045826j:image